よーやく入手したWiiのファーストインプレ。

本体は最初からサイズありきだったようで，他の次世代ゲーム機と比べるとコンパクトにまとまっていますねー。しかーし，ACアダプタがデカいっ！　ゲームキューブのACアダプタも結構かさがあったようだけど，それ以上に大きいのじゃないかなー。コレって，同じくサイズ＆デザインオリエンテッドなPowerMac G4 Cubeと同じよーな気も（^ ^;）。まぁいったん設置してしまえばACアダプタの大きさはそれほど目くじらを立てることでもないのかもしれないケドね。
で，開封後に，Wii本体の設定をアレコレやっていたらあっという間に1時間ぐらい経ってしまったな〜。DSと同様，無線LANに対応しているのでLANケーブルの取り回しを考えなくていいのは○。また細かいことだけど，同梱されているWiiリモコンはペアリング済なのですぐに使えるのもいいね（もちろん別売りのを買ったら本体側に登録させないといけないけど）。
電源を入れるとちょっと間をおいてWiiメニュー画面が出てきます。各メニューはチャンネルと呼ぶらしく，Wiiのリモコン形状も相成って，テレビのメタファーをそのまま取り込んだって感じだね。ただ，メニューを選択後，実際に使えるようになるまで少々時間がかかるのはザンネン。テレビのチャンネル切り替えの感覚で使おうと思うと，ちょっと肩すかしを食うかなぁ。そうそう，Wiiメニューだけど，ゲームの他に“お天気チャンネル”やら“ニュースチャンネル”といった情報系のチャンネルも混ざっていたりします。ゲームのプレイの有無にかかわらず，毎日Wiiにアクセスしてもらおうというコンセプトらしく，天気予報もニュースもテレビ番組を見ているような気にさせるインターフェイスです。こちらも惜しむらくは，切り替えのレスポンス。実際にチャンネルを起動してしまえば中ではスムーズに動くのだけど，Wiiメニューに戻るテンポがちょっと遅いなぁ。とまぁこんな感じに各機能がチャンネルという単位で分割され，またネット越しに更新されるのをみると，ゲームソフトだけではなく，ゲーム機本体もハードウェアに対するソフトウェアのウエイトが飛躍的に拡大しているのを感じますね（それはソフトウェアのアップデートでハードウェア発売後に見つかった不具合を直しやすいということでもあるのだけど）。また，次の“次世代機”ぐらいになると，物理的なメディアによるゲームソフトの配給が無くなり，すべてネット配信に移ってしまいそうな気もしたり。
ところで，先週「Wii版Operaに興味アリ」と書いたけど，コチラは…正直ちとガッカリ。今の時点ではお試し版（ベータ版）ということを差し置いても，ちょっとねぇ，といった感じ。何が問題かって…フルスクリーンじゃないのですよ〜。画面周辺に黒枠がついた状態になって，タダでさえ狭いSDTVなのに，自らレンダリング領域を狭めてどうするんだー，と（苦笑）。僕が使っているディスプレイがパソコンとテレビ兼用なので，映像がクリアに映らないのは仕方ないのだけど，そもそも標準精細度のテレビでWebブラウジングすること自体がキビシイのかもね。ちなみに，5,000円分のWiiポイント（1ポイント＝1円）が同梱されたクラシックコントローラも買っていたので，バーチャルコンソールも試してみました。ダウンロードしたゲームは，スーパーマリオブラザーズ（500ポイント）とマリオカート64（1,000ポイント）。まず言っておきましょう…感覚的にはちょっと高いよぉ。書き方はわるいけど，元々賞味期限が切れたソフトばかりだし，ダウンロード販売は300〜800ポイントぐらいにしてくださいよー，と軽くグチってみる（^ ^;）。もっともエミュレーションの質はいいですよ。しっかりWiiの中でファミコンも64も動いているし〜。ただ，クラシックコントローラに慣れていないのか，なかなか実機のようにはコントロールできなかったね（特にマリオカート64のコーナリングが）。久々に64版のマリオカートで走ってみると，アレっ，こんなに質素な背景だったんだ，と別の意味で新鮮だったかも（3D酔いもしてしまうし^ ^;;）。

ファーストインプレはそんなところかな。実はWiiソフトは別売リモコンに同梱の“はじめてのWii”以外まだ買っていないので，肝心のゲーム自体はあまり体験できていないのですねー。Wiiのソフトを買ったら，またそのうち雑感を書いてみます。

追記

電源投入時に「プスッ」といった感じの通電する音がするのがちょっと無粋だね。また，電源OFF時もドライブが一瞬ギューンとうなってから止まるのも，微妙に安っぽさを感じてしまうかな。DSみたいに起動音がなればいいのになー，なんて思った次第でした。