2007年01月13日(土)
長良川鉄道で北濃まで行ってみた [フォトログ*鉄道]
※この記事は2007年4月14日に作成しましたが,便宜上,撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。
長良川鉄道越美南線は,岐阜県美濃加茂市の美濃太田駅から岐阜県郡上市の北濃駅までを結ぶ第三セクターの鉄道路線です。元々,福井県側の越美北線(九頭竜線)とを結ぶ越美線として建設されたものの,結局全通は叶わず,元々赤字路線だったこともあり,国鉄末期に第三セクターに転換された経緯があるのですね。その後も利用客はじり貧で,また山岳路線ということもあって自然災害も多くかなり苦しい台所事情なのですが,自治体の支援を仰ぎ,何とか経営している状態です。そこで,長良川鉄道を応援すべく(?!),北濃まではるばる片道72.1kmの旅に出たのでした(^ ^)。
朝9時30分,美濃太田駅にて。近年ダイヤが削減されてしまい,のりにくいの何のって。9時50分発の次は,11時18分だもんなぁ…。
長良川鉄道は開業20周年なのだそうで。
長良川に沿って,山あいを走ります。
郡上踊りや食品サンプルの街として有名な郡上市(旧八幡町)は郡上八幡駅。しかし行きはスルー(^ ^;)。
この冬は暖冬といえども,奥深くなるにつれ徐々に雪が見えてきました。
立派な高速道路(?)が,線路の上空を突き抜ける…。
美濃白鳥駅を過ぎると,客はまばらに。関駅あたりまでは,立ち客が出るほど乗っていたのですけどね。
そして雪深き終着駅,北濃へ到着!
堂々たる外観とは裏腹に,いまや無人駅。
その昔,機関車の向きを変えるために使われていた転車台(ターンテーブル)が有形文化財として保存されていました。
帰りは,郡上八幡駅で一旦下車。土日祝は,乗り放題の一日フリーきっぷがあるので,美濃太田〜北濃を片道乗るだけで元が取れてしまう(というか,元々運賃が高いのだけどね〜)。
駅舎内に,主に国鉄時代使われていた鉄道用品を展示している「ふるさとの鉄道館」がありました。入場無料。
前回長良川鉄道を訪れたときは,美濃白鳥駅からバスに乗り換え九頭竜線に抜けたのだけど,そのバスも2002年になくなってしまいました。また,関から岐阜市内までを結んでいた名鉄美濃町線も2005年に廃止され,本当のどん詰まりになってしまったのですね…>長良川鉄道。正直,明るい話題はほとんどないけれど,美濃太田からしばらくはそれなりにお客も乗っていたので,潜在的な需要はあるのかもしれません(特に冬場はね)。険しいばかりの道ではあるものの,何とか再生への糸口を見つけてほしいものです。
おまけ:北濃駅周辺の動画(2008年5月11日追加)
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年01月13日(土) 21時00分 コメント ( 4 )
コメント
はじめまして、白鳥に住んでいる、たくぼんと申します。
長良川鉄道ご紹介ありがとうございます。
おっしゃる様に青息吐息の鉄道です。
不便だから乗らない、乗らないから余計に便数が減って余計に不便。悪循環そのものです。
昨日関市まで乗りましたがノンビリは出来ます(笑
また機会がありましたら是非乗ってやって下さい。
はじめまして。コメントありがとうございます。
以前は関駅から岐阜市内線にもつながっていて岐阜方面の移動もしやすかったと思うのですが,美濃町線が廃止となり,ますます使いづらくなってしまいましたね。
また,ディーゼルカーは燃料価格の高騰の影響をもろ受けますので,非電化の長良川鉄道には泣きっ面に蜂といったところでしょうか…。
おっしゃるとおり,もう少し運行本数が多くないと使いたくても使えないですね(あともう少し安ければ…)。
また機会があれば,長良川の車窓を堪能したいと思います。
2年前、私は、シルバー人材センターの親睦バスツアー中で、郡上八幡のホテルで 郡上踊りの踊り子さんが、模範指導をされているのを拝見しました。素晴らしい人でした。印象に残りました。
コメントありがとうございます。
郡上踊りもさることながら,郡上八幡の周辺はいろいろと見所がありますね。またいつか訪れたいと思います。