今となってはほぼ唯一のMac用宛名作成ソフト（ほぼイコール年賀状作成ソフトなんだけど）になってしまった“宛名職人”のバージョンアップのお知らせが12月になっても届かないな，と思いきや，コチラのページ（PDF）に発売日延期のお詫びが出ていました。理由はなんでも，『ユニバーサルバイナリ化のプログラム設計に苦戦し、お客様に満足して提供できる状況に達していないため。』なんだそうで。ずいぶん率直に書いているなぁとは思ったものの，12月も中旬発売になってしまったら商機を逃してしまうような気も…。ユニバーサルバイナリ云々と言うよりは，Cocoaベースのフレームワークに移行したため，おそらくObjective Cプログラミングに手こずったのでしょう。egwordがCocoaで書き直された際も，前のバージョンの14からちょっと時間があいたからね（その分egword UniversalのVer.1から2へのアップグレート間隔は異様に短かったケド^ ^;）。今後もMacで商売するにはOS 9時代のコードをどこかで捨てないといけないのだけど，最近の宛名職人のバージョンアップをみる限り，そのリソースをどのタイミングで投入するかずっと見さだめていたのでしょうな。年賀状作成ソフトに関していえばどのソフトも機能的にはほぼ完成されているので，素材集の入れ換え＋ちょっとした新機能追加といった比較的少ないリソースで毎年最新版をリリースできるものの，逆に言えば開発期間は限られてしまうため，コードの全面書き替えを伴う場合，かなりの労力を強いられたと思われます。そういう意味では，デスマーチを乗り越えた今年の宛名職人はかなり期待できる…カモ（そろそろOTFの異字体を使いたいよ〜，とかね）。

12月13日追記：なんと発売日が再延期されて12月28日になってしまったそうな（ソース）。こりゃ大失態だね。いっそのことアップグレード希望のユーザー全員に前バージョンを無償でダウンロード提供してあげた方がいいのでは…（僕はVer.14を持ってるからいらないケド^ ^;）。

12月23日追記：またまた発売日が延期されてしまった模様（ソース）。今度は発売日未定だそうで。ここまできたらいっそのこと来年の秋までブラッシュアップに時間をかけたほうがいいね。