2008年12月20日(土)
Mac OS X Server 10.5.6にアップデートするとAFP接続が一部おかしくなった [Mac鯖管理]
このブログは一体誰をターゲットにしているのかと思われる方もいるかも知れませんが(^ ^;),今週もメモがてら&誰かの参考になるかも知れないテクニカルな情報を書いておきます。
Mac OS X Server 10.5(Leopard Server)上でMac標準のファイル共有プロトコルであるAFP(Apple Filing Protocol)を使っているのだけど,最近リリースされたばかりのMac OS X Server 10.5.6 アップデートを適用したところ,AFP接続の挙動がすこしヘンになったのですね。正確には,以下の条件を満たす場合に共有ポイントが見えなくなってしまったのデス。
- サーバ/クライアントともにバージョン10.5.6を使っている(確認したところクライアントが10.4.Xでは問題なし)
- 管理者ユーザでAFP接続する際にボリュームのルートからブラウズできるように,サーバのコンソール上で次のコマンドを適用している(参考)
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.AppleFileServer admin31GetsSp true または sudo serveradmin settings afp:admin31GetsSp = no
com.apple.AppleFileServer admin31GetsSp が“false”だと共有ポイントしか見えないため,AFP接続した際に一般ユーザと同じ挙動になりますが,この状態だと問題なくサーバにアクセスできます。しかし設定を“true”にしていると,10.5.6にあげた途端,なぜか共有ポイントだけが見えなくなってしまったのですね−。これは正直痛い。
Server 10.5.6 アップデートで「Apple ファイルサービスのパフォーマンスと信頼性」などの修正が加わったことによる影響なのかも知れませんが,これが正規の挙動(仕様)として定着しないことを願っておりまする。もっともApple自身は,管理者ユーザであってもボリュームのルートからアクセスできるようにするのは(セキュリティの観点から)推奨はしていないと思いますが…。
ちなみに,海外でも同様の現象を報告している人がいるようです(参考)。とりあえず,Appleにこの不具合のことをレポートしておくかな。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2008年12月20日(土) 11時25分 コメント ( 2 )
コメント
おひさしぶりです。
> このブログは一体誰をターゲットにしているのかと思われる方もいるかも知れませんが
ちょとワロタよ(^∀^)
マカーの技術コミュニティ的な感じで新バージョンの勇気ある先行ユーザとしてみんなに貢献してるのでは?
おひさデス。コメントさんくす。
意外なところでツボに入ったようですな〜。
これまでサンザンひとばしerになってきたgifはありますYo(苦笑)。
まぁ,基本的に新しい物好きだからねー。
そうそう,年末帰省するようだったら連絡くださいませx2。