2010年06月06日(日)
IXY 30S使用雑感&実写サンプル [ディジタルな話題]
キヤノンのコンデジの新モデルことIXY 30Sを一週間ほど使っていて気づいたことを簡単にまとめてみます。
これまで同じキヤノンのIXY DIGITAL 920ISを使っていたので,基本的には違和感なく操作できますね。また背面の液晶ディスプレイが横長になっており,HD動画撮影を意識した作りになっているのを感じました(これはひとつ前のモデルのIXY DIGITAL 930ISからだけど)。本モデルは何でもスポーツカーを意識したデザインらしく,ブラック/ホワイト/シルバー/レッド/イエローの5色も出ており,赤や黄にいたってはイタリアの某メーカーのクルマを彷彿とさせる色合いです(ちょっとハデだけどね)。ちなみに私は黒を選んだけど,シボ加工されていてグリップもよく,よく手に馴染みます。ただ,筐体側面がアールを描いているため,縦方向に直立しないことに買った後で気付いたり(^ ^;)。
以下,よかった点と気になった点を思いつくまま列挙します。
ここが◎
- 明るいレンズ(広角側F2.0)
- 夜間でもある程度光量があれば手撮り可能(画素数を減らす代わりに感度を増幅するローライトモードもあり)
- 画像素子が背面照射型CMOSだけあって高感度撮影時のノイズが少ない
- ダイナミックレンジもこれまで使っていたコンデジと比べると広い
- 四隅までシャープ(流れが少ない)
- 動画撮影中に光学ズームがきく
- 動画撮影用のマイクがステレオ
- 起動時のズーム音が静か
- 撮影モードも多彩(個人的にはあまり使わないが,ジオラマモードあたりは面白いかも)
- 思ったより小さく純正ケースもコンパクト
- 三脚穴が金属製
ここが×
- マクロ切替や露出補正ボタンの近辺にマークがなく不親切(起動時に液晶内に一瞬表示されるが…)
- ボタン数が減ったため,よく使う機能をボタンを割り当てることができない(例えばISOの変更が一発でできず,メニューから毎回呼び出す必要あり)
- 高感度撮影時のノイズが減った代わりに,日射しの強いシーンではフィルタをかけたようなもやっとした絵作りなることがある(ややシャープネスに欠く)
- ピントを合わせた時点の絵と撮影結果が変わることがある(自動的に補正がかかる?)
- 高速移動時に撮影しようとするとピントが合わないことがある
- 動画撮影時のズームとピント合わせが遅い。またよくピンボケする(ビデオカメラのような使い勝手を求めるのは間違っているけど…)
- 動画のタイムサーチができない(スロー再生はできるけど)
参考までに,同じ場所でワイド端とテレ端で撮った写真の比較を。3.8倍でも思ったよりもズームが効くなぁ,といった印象を受けました(※デジタルズームと組み合わせると,15倍まで拡大可能)。
IXY 30S 撮影例
以下,撮影サンプルを掲載します。元画像のファイルもアップしているので,コチラもよかったらどーぞ。
レンガ造りの姫路市立美術館。元は姫路市役所だったらしい。
撮影元画像のダウンロード [3648x2736]
別の角度からもう一枚。
撮影元画像のダウンロード [3648x2736]
建物の反対側の夜景。手撮り撮影。
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姫路城の内堀。
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改修工事が始まった姫路城の正面。
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城の近くの公園で。
撮影元画像のダウンロード [3648x2736]
新型車両導入のため今年度内で引退予定のキハ181系(特急はまかぜ号)。姫路駅にて。
撮影元画像のダウンロード [3648x2736]
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2010年06月06日(日) 13時40分 コメント ( 0 )