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スタジオとぅえいんは,テキストおよびヴィジュアルの両面からクリエイティヴなコンテンツを発信していきます

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神海 螢 / コウミ ケイ

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神海 螢 / コウミ ケイ

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2011年10月10日(月) 体育の日

師は去りて熱れは残り... [Mac&あぽー]

10月5日,Apple前CEOのスティーブ・ジョブズ氏が亡くなったとの報が世界を駆け巡った。彼は,どん底のAppleを立ち直らせた救世主であり,iPod/iTunesで音楽のあり方を変えた変革者,iPhone/iPadでポストPC時代の先鞭を付けた創造者,そして常に高い理想を掲げ情熱に燃え,世に驚きとヴィジョンを示し導いた現代の魔法使いでもあった。不世出の天才のあまりにも早過ぎる死…享年56歳。本当に言葉にならない。心から哀悼の意を捧げます。

私がMacを使い始めた1996・97年はAppleがどん底の時代であり,あと何ヶ月持ちこたえられるだろうかという瀬戸際まで追い込まれていた。Windows(当時は95)を遥かに超えるMac OSが間もなく出ると言われ続けて数年,ついにAppleは自社開発を諦め,次期OSを外部から調達する事態にまで陥っていた。そんな最中,紆余曲折があったものの,ジョブズ率いるネクスト社のNeXTSTEP(OPENSTEP)がAppleに買収されることになった。その後,前CEOのギル・アメリオ氏が(半ばクーデター的に)解任され,ジョブズが暫定CEOとしてAppleを率いることになった。着任早々,彼は乱立していた製品ラインナップを一気に絞り込み,Mac互換機やMac以外の製品も一気に収束させていった。当時のジョブズのドラスティックな動きには,Newton等のプロダクトに未来を感じていたユーザーは反感を覚えたものである(それが正しい「選択と集中」であったことを,私も後年思い知らされるのだが)。また,よく固まるものの「愛嬌のある」Mac OSを捨てて,NeXTベースのもっと言えばUNIX(BSD)ベースのMac OS Xに一気に舵を切られたときは,旧来のMac使いは急に置いてけぼりにされたようにも感じたものであった。確かにMac OS X 10.2ぐらいまでは旧Mac OSでできていた“当たり前”のことができないことも多く,「なんでこんなに重いOSを使わないといけないんだ(しかもAquaインターフェイスは見づらいし)」とうらみ節を時折グチっていたりもした。ところがOS Xが進化するにつれ,明らかに旧Mac OSを超えるポテンシャルを感じる場面が多くなり,個人的には10.4以降,もはや旧Mac OSには戻られない高みに達したと確信した。
一時的にはユーザーの不満や不便を承知であえて次の10年を見据えた行動を示し,それを貫徹する力…これがまさしくJobs wayだったのだろう。また,10.5のリリース前後となる2005年にはIntel CPUへの移行が発表され,長らくPowerPC(RISCプロセッサ)の優位性を信じて止まなかったMacユーザーに衝撃を与えたが,これも今となっては正しい決断であったことは疑いようもない。このときジョブズが偉大だったのは,Mac OS Xは最初のリリースからIntel CPU(x86)で動くバージョンを内部で作っていた(※OSがCPUから抽象化されていることを示す意味もあったらしい)にも関わらず,あえて時機が来るまで待っていたこと。これはiPadでも同様で,iPhoneよりも先にプロトタイプが出来ていたものの,タッチインターフェイスが普及し,世の中の“受け入れ体制”が出来てからリリースしたという。四半期の業績が問われ,経営も短期的な視点に陥りやすいというアメリカの企業にあって,ここまで先を見通し,自分を貫き通すことは並大抵のことではないだろう。それ故に,ある意味身を磨り減らしてエネルギーすべてを“作品”に注ぎ込み,その情熱は煌々と燃えさかり…そして惜しむらく人よりも早く燃えつきてしまったのかもしれない。
次の10年もジョブズの描く未来絵図を見てみたかったが,それはもはや叶わぬことになってしまった。生前,彼はかの有名なスピーチで「人の人生を生きてはならない。他人の考えに過ぎないドグマを信じてはいけない」と語っていた。ジョブズが創りだしたGUI PC(Mac,Windows)やiPhone・iPadといった携帯端末を通じ,世界の人々の情報への接続・接近・発信の敷居はとてつもなく低く・軽くなった。ジョブズが残していった多くのものを礎に,これからは各々が各々のキャンバスに各々の道を描き続けなくてはならない。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2011年10月10日(月) 15時53分   コメント ( 4 )

コメント

お久しぶりっす。(誰か分からんかったらmixiみて 笑)

このニュースビックリした。
ギリギリまで最前線で働いてたんやなぁと。
appleがiPod始めたときは、サイドビジネスみたいなもんかと思ってピンとこなかったけど全てはiPhoneやiPadなどに繋がってたんやなぁと思うと驚愕。

それから、ページ開設10年越えおめでとう!
(いまさらかもしれんけど オホホ)

あう 2011年10月12日 02時06分

コメントさんくす&お久しぶりです。3年ぐらい前にもコメントをいただきましたネ。

いやー,ジョブズ氏死去の報はマカー(Macユーザー)な当方にとっても大ショックでした。iPhone 4を持っているので,4Sは当初見送るつもりでいましたが,追悼を兼ねて購入しようかと考えています。また,iPodもここまで化けるとは思わなかったなぁ。むかし初代iPodを使っていましたが,当時は「まぁ便利かな」ぐらいしか感じていなかったので…。

サイト開設のお祝いもありがとうでした。何だかんだで1998年からカレコレ13年ほど続けておりまする。そういえば,98年はジョブズがiMacを発表した時代だったな,と思い出しつい涙目…。

シムーベ 2011年10月12日 21時15分

前コメントって3年も前かいな。
最近ほんと時間が経つのが早くてビックリ。
1998年って、ちょうどの年に始めたんやね。
続けることは本当にスゴイことやと思う。
13歳って中学生やからね。俺らが学校入ったくらい!(笑)

iMac出て10年も経つんや。
あのころPCはスペックではない進化をしていた様な気がする。WIN系でSで始まるやっすいPCがあった覚えがあるけど思い出せない。
iPhoneはauでも出たから今回買おうと思ってる。

思いついた時に見に来ます。
これからも頑張って!

あう 2011年10月20日 01時04分

さんくすっ。
これからも可能な限り細く長く続けていきますので〜。

管理人シムーベ 2011年10月20日 21時26分

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