Studio Twain

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神海 螢 / コウミ ケイ

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2011年12月11日(日)

ワーキングチェアを探す旅…そしてついに買っちゃった [よもやま]

自宅のデスクチェアの座面が擦り切れてしまったのだけど,布地を張りなおすほどの椅子でもなかったので,これを機に買い換えることにしました。家にいるときは椅子に座って作業することが多く,そのせいか若干腰痛持ちになっていたため,奮発して今まで使っていたものよりも少し上等なチェアを購入することにした次第〜。椅子を探すにあたっては使用シーンを考慮し,(1)ヘッドレストがついている,(2)背もたれの角度を任意に調節できる,(3)リクライニング角度は深めが好ましい,(4)可動式アームレストがついている,(5)メッシュ素材は避けたい,を念頭にネット上で各種デスクチェアの情報を探したところ,イトーキの製品が条件に合いそうだったので,たまたまオフだった今月1日に製造元のショールームにて試し座りをしてみることにしました。このとき座ったチェアは以下の通り。ついでに各椅子の感想も簡単に記します。

スピーナ
イトーキのフラッグシップモデル。2008年の洞爺湖サミットでは革張りの特注モデルが使用されたそうです。モデル的には,大きくはエラストマー(ゴムのような弾力性を持った樹脂)とクロス(布張り)の二種類があり,ハッキリいって座り心地は別物ですね。クロスタイプの方がカラーバリエーションが豊富で目を引くのだけど,背もたれが腰部を押し上げるような印象があり,私の個人的なフィーリングと合わず,続いてエラストマータイプを試してみることに。こちらは…一見縦方向のスリットが背に当たると痛そうな印象を受けるけど,座ると圧迫感はなくふんわりと包まれるような感じで,なかなかの好印象でした。なお,両モデルとも座り方に応じて座面と背面が追従するように動くので,長時間座ってもあまり疲労を感じません。ヘッドレストが(個人的な印象として)あまり機能的ではないのと,クッションにそれほど肉厚がなく,またリクライニング角度がやや浅いのは惜しいところ。

レビーノ
こちらも可動部分の多い多機能ワーキングチェア。スピーナと違い,リクライニング角度が固定できるのが特長です。確かに高性能でこの手の椅子にしてはリーズナブルなのだけど…細部の作りがちょっと安っぽいンですよ。背もたれの角度を変えるレバーとか,小さすぎるアームレストとか。ショールームの説明員の話によれば,もともと設計事務所向けに開発されたのだとか。

エピオス
スピーナ,レビーノからは一ランク落ちるけど,高性能デスクチェアの新モデル。体重に応じて背のロッキング強度を自動調整する機能がついているため,適当に座ってもほどよく体をホールドしてくれます。背もたれが高いエクストラハイバックモデルだとヘッドレスト付きとほぼ同等の使い方ができるため,スピーナとどちらにするか相当悩んだけど,背もたれのテンションがややきつく,長時間座っていると背中が痛くなりそうだったので,結果見送るとになりました。背もたれに後述するコセールと同等のクッション性があれば,こちらもモデルを選んだのにね。なお,足回りは樹脂性で,見栄えのよいアルミフレームは選べません。

コセール
メカニズムはエピオスと同等のワーキングチェア。こちらはクッションがエピオスよりも厚く,クロス張りで柔らかな印象を受けるのだけど,背もたれの高いエクストラハイバックモデルが今のところないらしい。惜しいなぁ。座り心地は(このクラスとしては)すこぶるよいです。


続いて,京都の“モリタスチール”というお店で様々なチェアが試し座りできるとの情報をネットで聞きつけ,購入も兼ねてショップを訪ねました(イトーキのショールームでは販売は行っていないため)。こちらで試座した椅子は以下の通り。

パルスチェア
内田洋行製のワーキングチェア。北海道大学の研究室と共同開発された製品とのことです。メッシュ状の樹脂からなる背もたれが特長。最初こちらの椅子も注目していたのだけど,実際に座ってみるとかなり印象が違いました。なんというのか…堅めの座り心地。背骨を矯正されるような雰囲気があり,これはこれでアリだとは思うのですが,ちょっと私が求めている方向性とは異なっていたので購入は見送ることに。

リープチェア
米スチールケース社製。ヘッドレストがないけど,基本的にハズレのない手堅い(万人受けする)印象を受けました。背の高いモデルがあれば,検討したのだけどなぁ。


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このお店では,店長と思われる方が椅子に関する相談に長時間乗ってくれました。その中で「関西では(関東と違って)実際に複数のチェアに座ってじっくり検討できるお店が少ないので,試し座りできるスペースを拡充して欲しい」と要望したところ,ぜひ検討したいとのことでしたので,今後この手の椅子の購入を検討されている方は,お店を直接訪ねてみてはいかがでしょうか(地図はこちら)。対応していただいたモリタスチールの店長さんは,とても気さくな方でした。

…で,消去法でスピーナチェアしかないと確信し(笑),早速購入の上,待つこと10日,ついに届きましたっ。…なんというか,ダンボール箱デカっ&中身重っ。一瞬,冷蔵庫でも入っているのかと思いましたよ。玄関は通ったものの,途中のドアを通過できず,廊下で開封することに。

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んでもって出てきたのがコイツ。背面が黒のエラストマータイプ,ヘッドレスト,可動肘置付きにしました。ヘッドレストは後付けだけど,一旦取り付けると簡単には外せないかも。

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(左上)座って座面右奥:リクライニング角度の調整レバー
(右上)座って座面右下:リクライニングの強弱調整ノブ
(左下)座って座面右下:座面の高さ調整レバー
(右下)座って座面左奥:背中に張り出すランバーサポートの設定レバー

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(左上)肘置き。向きを三段階に変更でき,高さは10段階に昇降
(右上)エラストマー素材の背もたれ
(左下・右下)ヘッドレスト。無段階昇降と前方向に若干傾斜が可能

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以下使用感を雑多に記述。
重量が30kgもあるのでカーペットにめり込まないかな,と思ったけど標準のキャスターでも意外とスムーズに動きます。ただ,後敷きのカーペットだと若干たわむので,気になる方はフロアマットを引くといいかも(フローリングの場合は板が痛むので,最初から敷いた方が無難)。
リクライニングの角度は試座したときから思ったけど,もう少し倒れるといいんだけどなぁ(この点はレビーノやエピオスの方が上)。もっとも,全体重をかけても全くひっくり返りそうにない安定感は見事です。
アームレストの向きを三段階に変更できるのは○。一方,肘置きを軽く掴むだけで高さが変わってしまうのは×。下げるときは肘置きの下を押す必要があるので下方向には不意に動かないのだけど,上方向には簡単に引き上がるので椅子の向きを変えるときにうっかり掴まないようにしないと。あと,肘置きの高さ調整ボタンが微妙にチープなのもマイナスかな。ただし,アームレスト部分のさわり心地は固すぎず柔らかすぎず良好です。このあたりが気になる人は固定肘置きタイプにするもの手でしょう。
座面と背面を座り方に応じてスライドさせるパッシブ・スライド・シート(P.S.S)機構とアクティブ・ランバー・サポート(A.L.S)機構は,上級チェアならではの機能。椅子の可動部分が最適な位置に移動してくれるので長時間座った後の疲れが違いますね。ただ,個人的にはA.L.S機構はやや「押しつけがましい」(腰が後ろから押さえられている)印象も受けるので,気分に応じてON/OFFを切り替えるようにしています。また,人によってはふわふわした座り心地のように感じるかも知れません。そのときは,ロッキングのレンジをゼロにするとリクライニングしなくなるので,座り心地が固くなります。
ヘッドレストは,私はあると助かるけど,体格によってはいらない人もいるかも。前方向だけではなく,後方向にもヘッドレストが倒れてくれれば言うことないのだけどなぁ。
…といった具合に細かい不満はあれども,個人的には買って大正解なワーキングチェアでした。この椅子に座って,来年は創作活動に一層励みたいと思いますので〜(^ ^)。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2011年12月11日(日) 20時02分   コメント ( 4 )

コメント

おー高級な椅子良いね〜。重量30kgとはまたすごいけどw

俺も時々家具屋さんでそういうハイスペック椅子に座ってみたりするけど、踏ん切りがつかず、今でも学生時代から使っている椅子を使ってます。。。

abiri 2011年12月12日 22時56分

どもです〜。棒茄子で買っちまいましたYo(笑)。
つい形から入る性格なモノで。ソファーを置く場所がないので,テレビもこのチェアで見ておりまする。

管理人 2011年12月12日 23時03分

店長の森田でございます。
先日はご来店頂きましてありがとうございました。

情報いっぱいのページで思わず「スゴーイ!」と唸ってしまいました。
お店の紹介までして頂きまして、ありがとうございます♪嬉しくなって思わずコメントさせて頂きました。

どうか末永くスピーナチェアをご愛用頂きますようお願い致します。

現在はご来店頂いた時よりも在庫が増えてしまいスペースがありませんが、試座できるチェアは是非増やしていきたいと思います。

もりた 2011年12月13日 16時18分

もりたさま,コメントありがとうございます。また,先日の丁寧なご対応に感謝いたします。

お店のホームページにリンクを張らせて頂いたのでメールでお伝えしようかと思っていましたが,先に見つけられてしまいましたね(笑)。

また機会があれば,利用させていただきます。

コウミケイ@管理人 2011年12月13日 21時49分

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