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スタジオとぅえいんは,テキストおよびヴィジュアルの両面からクリエイティヴなコンテンツを発信していきます

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神海 螢 / コウミ ケイ

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神海 螢 / コウミ ケイ

リアルネームのもじりですが,ペンネーム“神海 螢”(またはシムーベ)です。“スタジオとぅえいん”という名もなきWebサイトを10年以上続けております。

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2003年03月31日(月)

2003年03月31日の日記 [宇宙の底(旧サイトの日記)]

今日の“宇宙の底”は相当ヘヴィなので,興味のある方だけご覧くださいませ。

3月26日未明,大学の先輩がこの世を去った。享年28歳。あまりの唐突な死,夭逝に,心は粉々に砕け散っていた。絶句。放心。しばらく,何も言えなかった。
その知らせを聞いたのは,卒業式の夜。Farewell Partyもたけなわな時分であった。ほろ酔い気分に浮かれながら談笑していた最中,突然携帯が鳴った。「先輩が自殺したらしい」…電話口の同輩は悲痛な声で語る。そう,あの人は自ら命を絶ったのだ。“自殺”という,生々しい響きは,多くの人にとって,浮遊感にも似た非現実性を帯びているかも知れないが,はじめて身の回りに起きた僕にとっては,あまりのリアリティに欠く“リアリティ”にただ黙すしかなかった。そして,残された者に漂う喪失感,やるせなさは,病に冒された最期を見取るよりも,事故で突然逝去した者を見送るよりも,数段大きかったに違いない。
3月28日,葬儀の日。片道4時間かけて斎場へと向かう。お互い目を遣ることもできず,言葉少なげに集う関係者たち。式が始まる。悲しさが津波になって押し寄せ,心の岸に打ち寄せては砕け,その度に涙が止めどなく溢れる。どうして,こんなに悲しいのか。どうして,こんなに理不尽なことがあるのか。遺影の彼方のあの人はいつもと変わらぬ表情をしていた。そう,笑っているのだ。いつだって,笑っていた。思い出の中を振り返っても,いくら思い返しても,いつでも笑顔だった…。底抜けに明るく,いつもがむしゃらに前に向かっていた,はずだった。そう信じていた。
悼辞では,代表が「こんなことになって…あんまりじゃないか…」と言っていた。
同じことを思う。笑顔の果てがこうだなんて,あんまりだよ! 泣くしかなかった。
僕は特定の宗教に属しているわけではないが,神の存在はある一点において信じている。すなわち,無から有が生まれたという,ただ一つの真実において。しかし,神がすべての事象に宿ると仮定するのであれば,こう言ってやりたい。「どうして神は,惜しい者から奪っていくのか」と。
考えてみれば,ここ1・2年,あの人と酒をかわしていなかった。何事にもパワフルが故に,無意識に少し距離を置いていたのかも知れない。その気になれば,「いつだって会える」…そう思っていたからかも知れない。今となっては何もかもが手遅れだし,すべての悔いはただ空に消えゆくだけだが,こんな事になる前に,もっと話をしたかった。後輩として,もっといろんなことを教えてもらいたかった…。
某ゲームにこんな言葉がある…「夢が覚めても,思い出は残るから…」。日々の営みは,やがて思い出へと還る。記憶があるから,僕たちは日々の雑踏を乗り越えて,明日へと歩めるのかも知れない。でも,これは夢じゃなかったんだよ。何度も夢だと思って首を横に振ってみたものの,これがただ一つの現実だ。
遺されたものといえば,手元に一冊のメモ帳がある。そう,それはあの人が僕に書いてくれたメモ。長らく机の奥底で眠っていた。今になって読み返す。どれだけ僕たち後輩のことを思ってくれたかが紙面を越えて伝わってくる。何もかもが過日となった今でも,振り向けばそこで笑っていそうだ。「バカだな〜。おまえは」…あの人はよくそんなことを言っていた。でも,大声で言い返したい…「一番バカだったのは,あなたじゃないですか」。
その死が若すぎるほど,面影はどこまでも鮮明に僕たちの内にあり続けるだろう。お別れなんて言いたくないし,一番そういうのに縁遠い人だと思っていたから,余計に辛い。だけど,生きている限り,“別れ”と別れることなんてできはしないのだから,残された者たちがそれを正面から受けとめて,代わりに生き抜くしかない。だから,最後にひとことだけ…「さよなら。またいつの日か…飲みましょう」。
※書いている際に様々な思いが沸々と湧き上り,文章の体をなしていないかも知れませが,ご了承ください。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2003年03月31日(月) 21時00分   コメント ( 0 )

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