Studio Twain

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神海 螢 / コウミ ケイ

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神海 螢 / コウミ ケイ

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2000年10月01日(日)

2000年10月01日の日記 [宇宙の底(旧サイトの日記)]

今日の『宇宙の底』では,先日の学会&院試出張(9月22日〜28日)のエピソードを書いてみたいと思います。

9/22
大学の前期試験を1・3限と受けて,その足で空港に向かうことに。どーも,発表の準備に時間を取られすぎて,定期試験の方はさっぱり。大学院受かっても,卒業単位が足りない〜なんてことにはなりたくないっすねぇ。その後,学会へ一緒に行く先生が待ち合わせ場所になかなか現れず,飛行機に乗り遅れそうになってしまいました(離陸まであと10分というところで空港に到着)。
羽田経由で青森まで行き,一泊することになりました。青森の魚介類はウマい!

9/23
早朝,JR青森駅から函館へ向かうことに。JR北海道では,“ドラえもん海底列車”とやらを10月まで走らせているそうですが,時間が合わずに断念。代わりに特急はつかりに乗って,青函トンネル越えをすることになりました。ドラフリークとしては,実に残念!
列車の中では,発表の最終チェックで大わらわ。しかし,1時間ほどPowerBookをいじっていると,ひざと接する面が熱くなってしまい,作業どころではなかったですね。
発表自体は無事終えることができました。リハの甲斐あってか,それなりにうまくプレゼンできたと思います。ただ,するどい質問があって一瞬たじろいでしまいましたが(^ ^;)。

9/24
午前中に飛行機で函館から名古屋に移動。名古屋に着いたところで先生と別れて,しばらく空港内をうろついていましたが,航空機博物館とやらが“空の日”週間でタダだったので,のぞいてみることにしました。修理復元された零戦の実物や,YS-11のフライトシミュレータ(ただし稼働しない^ ^;)など興味深いものが展示されていましたが,一番目を引いたのは,戦前の(日本の)旅客機の写真。機内を撮した写真でしたが,なんとカラーで残っていたのです。いやー,戦前にも一応旅客機が飛んでたんですね(多くはDC-3だと思われます)。
博物館でうろついていたせいもあって,その後チェックインの時間を遅れてしまうものの,無事ホテルに到着。名古屋市内の繁華街“栄”の真ん中にあるホテルでしたので,交通の便が非常によかったです,ハイ。地下鉄があれば,大抵のところには行けますし。ただ,到着した日は,ナゼか街の中を“爆風スランプ”の曲が大音量で流れており,少々迷惑でしたね(院試の最後の勉強をしてたのにぃ〜)。
夕食は,名古屋名物第1弾。“きしめん”を食べて参りました。

9/25
いよいよ院試です。前日に受験会場の名大まで行ってみたので,所用時間の見当はついていたのですが,思った以上にスイスイと着いてしまい,時間をもてあますことに。最初の試験は英語でした。過去問をあまりマジメに解いていない(バラバラにやっていた)せいもあってか,時間配分を間違ってしまい,2問目が完答できなかった〜!まぁ,でも最初の問題は丁寧にやったので,ある程度の点数は取れたんじゃないかな。午後は専門科目の試験でした。英語の失敗を取り戻すべく,書いてかいて書きまくりました。私の希望する講座の試験は論述のみなので,基本的に私の十八番。裏面まで全力で書き上げましたよ。おかげて,首が痛かったです(2日ほど筋肉痛が続いた…)。
その後,試験終了とともに栄地下街を散策。名古屋名物第2弾“天むす”を食べて,ホテルに戻りました。

9/26
2日目の試験は口頭試問(いわゆる面接)。実は昔,大学の推薦入試の際,口頭試問に失敗した苦い経験があり,いつも以上に緊張してしまいました。しかし,実際始まってみると,喋るしゃべる喋りまくる。教官の質問に答えながら,「あっ,うまく答えてる〜>ワタシ」なんて思わずバックグランドで考えてしまいました(^ ^;)。試験終了後,開放感に浸りながらもヒマヒマになってしまい,大学近くの“東山動植物園”に行ってみることにしました。しっかし,スーツ姿でしかも男ひとり。なーんか,そこはかとない虚しさを感じましたね。天気は快晴。動物園日よりということで,幼稚園のおこちゃまが多かったっす(というか,大の大人の方が多かったらおかしいよね。平日だし)。アベックも猿ことながら,猿児たち(笑)まぶしすぎ。無邪気っていいねぇ。そして,保母さんも(おっと^ ^;)。その後,動植物園にほど近い“東山スカイタワー”とやらにのぼってみることにしました。中はフツーのタワーでしたが,外観デザインはよかったと思います。それでも時間を持て余しそうだったので,タワー内のレストランでひとりバニラアイス(400yen)を食す。あなむなし。
名古屋3日目の夕食は,“みそかつ”でした。JTB刊行の“るるぶ”に載る店を探して,行ってみることに。ウエイトレスのおねーさんがかわいかったですぅ。しかし,気をきかせてか,ウエイトレス:「キャベツのお代わり入りますか」私:「いえ,結構です」…ドカ。もういらないのに大量の千切りキャベツをのせられてしまいました。おそらく,「いります」と聞き違いをしたのでせう。あっ,でもみそかつはおいしかったですよ!

9/27
名古屋最終日は,結果が17時までに発表されるということで,しばらくぶらりと市内をめぐってることにしました。昨日の夜ホテルに頼んだ宅配便の中に,うっかり帰りの航空券を入れてしまうという大失態に気付き,急いでチェックアウトしたホテルにバックしてロビーで箱を展開するという前代未聞(?!)的赤っ恥をかいたということもあったのですが,まずは,近場の“愛知芸術文化センター”に行ってみることに。この建物,ハッキリ言ってかなりすごい。630億近くかけて作ったというだけあって,非常にデカい。地上12階・地下5階からなる芸術文化センターの,中の吹き抜けには圧倒されましたね。しかし,平日ということにあって,ガラガラ。節電のためにエスカレータを止めているところがウケました。階段として使えということなのか?!とりあえず,10階の美術館を見てみることにしました。“加納光於展”とやらが開催されておりましたが,カウンターで学割入場券を買おうとしたら,おねーさんは学生証をなめるように見回す。そんなにあやしい学生証か?!福岡だったら,一瞥するだけで発券してくれますよ〜と思わず言ってしまいたくなる光景でした。まぁ結局,学割で入場はできたけどね。美術展の内容に関しては,特にコメントしません。人それぞれ感じ方は違うでしょうから。一通り見てまわったところで昼になったので,同じフロア内にあるレストランで食事をとることにしました。1,300yenのランチ(シーフードスパゲッティセット)だけあって,味も良かったですね(空中庭園を見ながら優雅なひとときを満喫)。
その後,地下鉄を使って名古屋城へ向かい,見学。名古屋に着いて思ったのは,外国人観光客が多いということで,ここでもご多分に漏れず,いろんな言葉が交わされていました。ホテルでは,日本人よりも外国人(特に東南アジア系)のお客さんが多かったように感じられたので,それだけ名古屋がインターナショナルな都市ということなのかな?話は元に戻って,カポーを後目に,天守閣を淡々とのぼるワタシ。結構展示物は工夫されているようでした(当時の町の様子を実物大で再現してたりもするし)。最上階の展望台でじっとしていると,カポーどもがズラズラ上がってくるようなので,そそくさと降りてきましたよ。それから,まわりの庭園を見つつ,時間をつぶすこと1時間。いよいよ,院試の結果を見に,名大に戻ることにしました。
3年半前の感動(←大学合格)を思い出しながらも,一抹の不安を感じつつ,張り出された番号を眺めてみる…あった!受験番号がありました。大学受験の合格発表の時は,張り出された番号が自分の番号と違うのではないかという不安が後から湧いてきたので,今回は2度3度見なおしてみました。しかし,間違いなくそこには私の番号があったので,大急ぎで電話…するのではなく,空港へ直行することに。いや〜,飛行機の時間がギリギリだったんですねー。その後,結果をすぐに通知しなかったことに対して,留守電へ両親からネチネチ文句が吹き込まれておりました。
いよいよお楽しみ,プロペラ機への搭乗が始まりました。今回チョイスしたのは,“ブリティッシュエアロスペース(BAe)ジェットストリーム スーパー31”。
19人乗りの小型コミューター機です。やっぱり実物は小さい。バスでスポットに向かったのですが,機体の写真を撮るため,最後に降りられるよう最後列に座りました(←アホやね〜)。しかし,この絶好の機会に,デジカメのバッテリー切れが発生してしまい,うまく写らなかったですね(もっとも夜だったということもあるんだけど)。機内に入るとさらに驚きのシーケンス。中も当然狭いのですが,無理矢理シートを3x6列入れていることもあって,前後左右狭いせまい。YS-11に以前乗ったときに,荷棚に手荷物を置けないことに驚いたのですが,Jetstreamにはそもそも荷棚すらついていないのです。足もとに置けってことなのですが,そもそも置く場所がないって(^ ^;)。でも,客室と同様に操縦席も異常に狭いんですねー。キャビンとコックピットが20cmぐらいしか離れておらず,カーテン一枚でしか仕切られていないのですが,操縦席を覗いてみても状態は同じようです。操縦士の方もきつそうに座っているし。出発間際になって気付いたことなのですが,なーんと客室乗務員すら乗っていない!機内アナウンスは全て副機長がやっていました。というわけで,当然機内サービスなど存在しません〜。幸か不幸か,最前列中央(1B)という席に私は割り当てられていて,座ってみるとコックピットが丸見えなんですねー。例のカーテンは,飛行中も閉じられることなく開きっぱなしだった(1回だけ10分ほど閉めましたが)ので,操縦席の視点で離着陸の様子が見てとれました。さらに,気さくな機長さんが飛行中に「こんばんは」と挨拶してくれて,それからしばらく談話することができました。計器類の説明をしてくださり,飛行の経路図なども見せてもらいましたが,いやー,これだけで乗ったかいがありましたね(そもそもJetstreamに乗りたいがばかりに,わざわざ高知で一泊することになったので,もうこれで目的達成ですぅ〜)。そうそう,機体が小さく軽いため,離陸が早かったです。大した加速もしていないのに,フワっと浮き上がっていきましたね。快晴ということもあって,ほとんど揺れもせず,まるでマイクロバスにでも乗っているような感覚でした。
その後,飛行機は高知につき,国民宿舎で一泊することに。だーけど,国民宿舎って,まぁへんぴなところに建ってるんですわ。宿泊費よりも往復のタクシー代の方がかかってしまいましたよ。今回の宿舎は,山の上にあるし…。ちなみに,部屋は八畳の和室でした。男一人には明らかにオーバースペックな部屋のようで(^ ^;)。部屋の真ん中で寝たときには,妙な疎外感を感じましたね。

9/28
この日は,高知観光に一日空けておいたのですが,車がないとどこにもいけないんですねー,ココは。というわけで,疲れがとれていないこともあり,残念ながら一日予定を繰り上げて帰ることにしました。
恐らく使うのはこれで最後になるであろうスカイメイトを使って,YS-11に再び搭乗することにしました。いやー,最近ハマってるんですよ。プロペラ機,特にYS-11に,ね。今回の機体は,年代物の風格を感じさせましたね。艤装が随分ボロくなっていて,引退も近いのでしょう。しかし,これだけの旅客機を作っておきながらも,その後が続かなかったのが実に惜しい!もし,私に数千億の金があったら,まず旅客機製造会社を日本で復活させますね…って,まあ果てしない夢物語なのですが。時間が,ノウハウという絆を断ちきっていますので,もはや手遅れなんでしょうけどね。ちなみに,話は戻って,福岡行きのこの便には,客は20人ぐらいしか乗っていなかったです。席が6Aという,エンジンの真横だったので,風景はあまり見えませんでした(視界の半分がエンジンユニット!)。客室内もしっかり写真を撮りたかったのですが,私の斜め後方に座っていたおねーさんが,妙な睨みを私にきかせていたので,今回は断念。一体何のうらみがあるのかな>ねーさんよ。
なんやかんや言いながら,無事福岡に着きました。プロペラ機のいいところは,飛行高度が低いので,地上の風景がよく見えるということもあると思います。今回は,快晴だったので,実に快適なフライトでしたね(エンジン・プロペラ音は除いて)。機会があれば,また乗りたいとココロに誓った(笑)コウミケイでした。
長文になってしまいましたが,以上です。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2000年10月01日(日) 21時00分   コメント ( 0 )

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