2003年09月30日(火)
2003年09月30日の日記 [宇宙の底(旧サイトの日記)]
ようやく福岡でもレイト上映となった『地獄甲子園』【リンク】を鑑賞。「うーん,よかった!」と書きたいところだけど…正直,ザンネンな内容でした。漫・F・画太郎先生の原作【リンク】が映画化されるのは,阪神優勝よりも奇跡だと個人的には思うけど(笑),映画の方は“はじけ方”のベクトルが僕の考えていたのとは違っていましたね。C級もC級のオバカ映画なのでつじつまが合わないのはどうでもいいんだけど,後半が単なる“ケンカバトル”に終始しているのはいただけなかったなぁ(配役や敵キャラの造形はまぁまぁよかったんだけどね)。原作では,外道野球にコテンパンにされた後,最後の最後でようやく十兵衛なる味方が登場してオシマイという内容になっていて,さすがに映画ではここで終わらせるわけにはいかず,その続き(=リベンジ)が描かれていたけど,この部分がダメだった。せっかく十兵衛が,長らく忘れていた“スーパートルネード”投法を思い出したというのに,どうしてそれを外道へのリベンジ(=ケンカ)で使わんのだー,といいいたいかも。オバカはオバカでも,一応野球映画と銘打っているのであれば,バットを振り回すだけの対決をするのじゃなくて,やっぱり野球で決着をつけなくちゃね(ただし生死は問わず^ ^;)。あと,予算がなかったからなんだろうけど,映画中盤で外道高校と試合をする際,対決シーンが思いっきり端折られて,ズタボロになった“結果”だけが流されていたけど,ここは『少林サッカー』【リンク】や『火山高』【リンク】ばりのバトルをみたかった。まぁ,そんなところかな。僕的には,併映の『ラーメンバカ一代』の方が,画太郎ライクで面白かったような気も…(しかし,モノラル8分という作品もすごい^ ^)。
追記:そういえば,エンドクレジットで“協力:和歌山市教育委員会”と出ていたけど,いいのかい,こんな映画に…と思ってしまった(そう言えば,市長もエキストラで出ていたっぽい)。
さらに追記:僕が見たシネ・リーブル博多駅【リンク】というシアターでは,“高校球児割引”(現役OBを問わず,高校球児であることを証明するもの持参で割引)や“ナイン割引”(9名以上のグループで来たら1,000円均一。10人目<マネージャー>は無料)というサービスがあるらしい。これはウケた。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2003年09月30日(火) 21時00分 コメント ( 0 )