2007年04月06日(金)
樽見鉄道2007春 [フォトログ*鉄道]
※この記事は2007年04月28日に作成しましたが,便宜上,撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。
昨年に引き続き,今年も樽見鉄道を乗りにいってきました。樽見鉄道沿線には,谷汲山華厳寺や根尾谷の淡墨桜といった桜の名所が存在するのですね。そのため,桜のシーズンとなる4月上旬(だけ)は,山手線も顔負けの超ラッシュな状態になってしまいます。
始発駅となる大垣駅にて。樽見線はこれまで何度か乗りに来ているけど,2両編成を見るのは初めて。いやー,すんごいお客さんの数でしたよ。きっと乗車率は200%を超えていましたね。
いまどき珍しい硬券。桜ダイヤの時期は,一部の駅で途中下車が可能になります。
隣の東大垣駅までは,東海道本線と併走。あっという間にJR東海の新快速に抜かれてしまう(^ ^;)。
今年は,線路沿いの桜も満遍なく咲いていました。
樽見鉄道線で一番新しい駅となるモレラ岐阜駅。同名のショッピングモールが近くにあります。
車庫のある本巣駅にて。昨年まで神岡鉄道で走っていたラッセル車がとまっていました。
廃車群に機関車や客車がチラホラと…。今年も客車が走ってくれれば,こんなすし詰めにならないのだけどなぁ〜。
根尾川に沿ってしばらく走ります。
谷汲口駅で途中下車。ここで,華厳寺方面のバスに乗り換えです。
名鉄谷汲駅跡を再訪。ここに来るのも三度目だなぁ。
後からやってきた列車にも,ちゃんと雨よけが取り付けられていました。ここの保存団体は本当にいい仕事しているね。
桜とご一緒に(笑)。
名物,華厳寺の桜並木。名鉄が走っていた頃は,もっと賑やかだったみたいだけど…。
本堂への道。
谷汲口駅までの帰路は歩いてみました。3kmの徒歩連絡は結構キツいかも。バスだとわずか5分なのにサ(^ ^;)。
普段は無人なのに,今日は係員が配置されるほど混んでいました。
終点のひとつ手前の水鳥(みどり)駅まで乗車。なんで,水鳥駅で降りたかというと,以前からピラミッド型の建物が気になっていたからなのですね。
件の建物は“根尾谷地震断層観察館”でした。で,中はこんな感じ。地下をくりぬいて,断層の様子が観察できるようになっています。ちなみに,写真に写っている人影はマネキンなのであしからず(^ ^;)。
いまから100年以上前に大地震があり,この一帯(根尾谷)は最大6メートルも隆起したそうです。写真内の“盛り上がり”は土手ではなく,断層の跡なのですね。
そして終点樽見駅へ。見よ,この行列〜。二両編成の列車に全員乗りきれたのかな…。
何というか,節操のない外装(^ ^;)。故池田満寿夫のデザイン(白い方)に演歌の広告はないだろう,と(苦笑)。
ついに薄墨桜とご対面。今年は満開!
帰りの列車は,樽見駅で増結していました。
今年は動かせる車両が6両しかなく,客車列車の運行をやめた昨年よりも(さらに)状況がわるいと,係員の方がおっしゃっていました。車両自体も老朽化が進んでおり,本来であれば更新する頃合いなのですが,今の財務状況だと当面無理なのでしょうね…。樽見線は全線通じて風光明媚で,また距離的にもお手頃(終点まで1時間ちょっと)な路線なので,ぜひ皆さん乗りに行ってあげてください〜。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年04月06日(金) 21時00分 コメント ( 0 )