2006年04月08日(土)
樽見鉄道でゆく谷汲山&薄墨桜観桜の旅 [フォトログ*鉄道]
※この記事は2006年05月01日に作成しましたが,便宜上,撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。
青春18きっぷの使用期限(4月10日)を迎える直前に,桜の名所として知られる岐阜県の谷汲山華厳寺と根尾谷の薄墨桜まで行ってきました。あいにく,桜は咲き始め〜三分咲き程度だったけど,樽見鉄道樽見線の乗りつぶし&撮影もできたので,それなりに収穫もありましたね。また,旧名鉄谷汲線の谷汲駅跡へ再訪すると,静態保存の車両が増えていてビックリ。手入れもしっかりされており,列車も幸せな余生を過ごしているようにみえました。
大垣駅の樽見鉄道プラットホーム。4分接続の列車には乗らず, 1時間ほど大垣駅に待機。ホントは東海道本線の支線となる美濃赤坂方面に行って戻ってくるつもりだったけど,ホームを間違え乗り損なってしまった(^ ^;)。
次のレールバスが大垣駅に到着。「頭上注意」と書いてあったけど,思いっきりアタマを打ってしまった(苦笑)。
途中の駅には,“車検”の切れた客車列車が放置中...。桜の季節だけは,異様に乗車率が高い模様>樽見鉄道。
車庫のある本巣駅に数分停車。ここで乗務員が交代します。
いつまでも走れ…ふるさと銀河線でも同じようなメッセージをみた気が…。
先月まで使われていた客車&ディーゼル機関車がアチコチに。同じく3月末で終了したセメント輸送に機関車を使っていたこともあり,第三セクター鉄道会社としては唯一客車列車を走らせていたのだけど,コスト削減のため今後はレールバスだけになるみたいです。
樽見線は,設備が新旧入り交じっていてなかなか楽しいですね。
そういえば,モレラ岐阜駅という名前の新駅もできるようです(ショッピングモールの最寄り駅らしい)。
華厳寺の最寄り駅谷汲口駅で一旦下車。レールバスを見送ります。
戦後直後に製造され,15年ほど前まで現役だった客車列車オハフ502が,野ざらしで静態展示中ナリ(屋根つけて定期的にペイントしてあげないとボロボロになっちゃうよー)。
1年ちょっと前にも一度来たことがある名鉄谷汲駅跡へ再訪。すると,前回はなかった車両が“赤い電車”の手前に鎮座しているではないか〜。どうやら,岐阜市内線廃止後にこちらで保存することになったようです。
あいにく華厳寺へと続く桜並木は,まだ咲き始めたばかり。
華厳寺の境内にて。
谷汲口駅に戻り,大垣方面へと向かう列車を迎え撃つ(笑)。満開じゃない桜も結構絵になるね。
デスクトップピクチャ(壁紙)のダウンロード [右:1600x1200]
レールバスが出発し,静けさを取り戻したホーム。昔はここでも交換が行われていたのでしょう。
樽見方面へと向かう列車がやって来ました。派手なペイントは,ショッピングモール“モレラ岐阜”の広告のようです。
ここから先は,トンネルと鉄橋のオンパレード。神海駅〜樽見駅間は1989年開業につき,線形も良好。
ピラミッド型の建物は,水鳥駅(終点のひとつ前)のそばにある地震断層観察館。
終点樽見駅ー。桜の季節は増発されるので,コレでも玉数は多い方。
根尾川沿いに15分ほど歩き,薄墨公園へ。
天然記念物薄墨桜(ウバヒガン。樹齢1,500年とも)。ザンネンながらまだ咲き始め。しかし,お客さんはバスで大挙してやってきていますなぁ。
かつて大量に接ぎ木をしたらしく,見た目も迫力満点(笑)。ただ,言い方は悪いケド,無理矢理生かされているサイボーグ桜の感も…。
そして,帰路へ。樽見線は,その昔金沢まで目指していたそうですが,いまは樽見で打ち止め。もっともこれ以上伸びることはないだろうけどね。
観桜の旅はこれにて終了〜。
樽見鉄道は,収益の約4割を占めていたセメント輸送もなくなり,なかなか苦しい状態にありますが,地域の足として末永く走り続けてほしいものです。桜の時期と同じぐらい恒常的にお客さんが乗ってくれれば,経営的にも盤石なんだろうけどなぁ。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2006年04月08日(土) 21時00分 コメント ( 0 )