2006年07月01日(土)
富山鉄旅〜神岡鉄道 [フォトログ*鉄道]
JR貨物富山機関区の見学を終えたツアー客一行は,奥飛騨の地下鉄こと神岡鉄道を目指します。
富山駅から,高山本線経由で猪谷駅へ向かいます。猪谷〜角川間は2004年の台風の影響でいまだに不通が続いているため,猪谷までの折り返し運転となります(神岡鉄道は猪谷乗り換えなので問題ないけど)。
途中の速星駅にて。日産化学のタンク車が止まっています。
段々と山が険しくなってきました。
猪谷駅到着〜。富山から50分弱です。
高山本線を走るちっこいキハ120。本日は2両編成。折り返し富山行きとなります。
猪谷駅の正面。となりには,角川駅までの代行バスが止まっていました。
神岡鉄道のホームは,JRとつながっています。ても,1日たった6往復とは…。
国鉄キハ20のDNAを受け継ぐKM-150形(おくひだ2号)がやってきました。神岡鉄道の保有列車は,旅客用としてはコイツとKM-100形(おくひだ1号)の2両だけ。
独特な顔つきに,いい具合に“くたびれた”外観。
“コックピット”の様子。微妙にレトロな香りも。
途中の神岡鉱山前駅(?)に留置中のディーゼル機関車。一昨年貨物輸送も廃止されてしまったため,コイツが活躍することはもうないのでしょう。
終点奥飛騨温泉口駅。ふるさと銀河線のときもそうだったけど,廃止がきまった路線なのに駅舎は立派なんだよね…(2002年に建て替えられたらしい)。
駅前に以前使われていた機関車が展示されていました。しかーし,折り返し列車に乗るため,ココでの滞在時間は5分だけ(^ ^;)。
奥飛騨温泉口に停車中のおくひだ2号。神岡線の各駅にはナゼか七福神が一体ずつ祭られています(猪谷を除いたら7駅だから,縁起をかついでかな?!)。
ゆっくりと奥飛騨の山間を下ってゆきます。さすがに奥飛騨の地下鉄だけあって,トンネルだらけですねー(全体の60%も占めるらしい)。非冷房車だけど,窓を開けていると寒いぐらい。それゆえ,トロッコ列車で客を呼ぶことも難しいでしょうね…。
全長20km弱なので,運賃表もコンパクト。
車内の様子。フェイクだけど,いろりが設置されているのが特徴的。
猪谷に戻ってきました。正味1時間強なり。
すぐにお迎えの富山行きがやってきました。
駆け足で乗りつぶしてきた神岡鉄道ですが,確かに特徴的な路線ではありますね。ただ,貨物輸送がなくなってしまった以上,現実的には,人口希薄地域かつどん詰まりな盲腸線を維持させることは極めて困難でしょう…。哀しいながらも,廃止を運命づけられた路線のように思えてなりませんでした。
…お次は,富山ライトレールです。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2006年07月01日(土) 22時00分 コメント ( 0 )