2007年06月10日(日)
急行みよし惜別乗車の旅 [フォトログ*鉄道]
いまや数えるほどしか残っていないJR急行列車の中で1日3本“も”走っている急行みよし(広島−三次)が6月末で廃止されることになりました。7月からは快速化され急行料金が不要になるため,地元の人にとってはむしろ使いやすくなるのかもしれませんが,芸備線が優等列車の走らないただのローカル線に成り下がってしまったとも言えるかもしれませんね…。キハ58系気動車が急行として運用される最後の砦(?)でもあるため,惜別の意味も込めて週末に乗りに行ってきました。
新見駅前,朝5時。なんでこんなに早いのかというと,備後落合駅6時55分発のみよし1号(備後落合−三次間は普通列車)に接続する列車が,5時22分に新見駅を出発するからなのですね。おまけに朝5時に新見駅に着く列車なんてないから,近くのビジネスホテルで一泊するハメになったのですよ〜。
例によってJR西ローカル線御用達のキハ120形気動車が鎮座中。新見から乗った乗客…鉄らしき人影4名に対し,現地民は1人のみ(^ ^;)。
新見−備後落合間は1日3本しか走らない超過疎路線なのに,そのうち1本が朝5時台なんて誰も乗(り|られ)ませんな〜。もうちょっと乗客のことを考えてくれたダイヤでもいいのにねぇ。
またここに来ることになるとは>備後落合駅。そういえば,前回訪れたときは,芸備線は土砂崩れの復旧工事中だったなぁ。
そして,みよし号とご対面〜。お別れ仕様のヘッドマークを掲げています。備後落合駅へ朝一に着く列車でやってきたのに,駅はすでにテツで“溢れて”おりました(やや誇張^ ^;)。
広島−備後落合のサボも見納め。1965年製ということは,同じキハ58・28系でもJR九州のあそ1962よりは新しいのだね。
車内はもぉ渋すぎて涙が出ます(^ ^)。国鉄仕様の最後の喫煙車だな,きっと。おまけに「但し急行列車は喫煙できます。」のステッカーが泣かせる。ということは,三次−備後落合間は禁煙だよ〜(もっとも僕はタバコは吸わないケド)。
1両目は禁煙車。コチラの方が若干空気がよかったので,先頭車両に座ることにしました(たった2両編成だけどね)。
沿線は至る所撮り鉄だらけ。どうやったらこんなトコロに入れるのだろうといったポジションから撮影している人もいたし…。
特急はまかぜ(キハ181系気動車)よりもさらにうらぶれた味のあるデッキ。
三次方面へ進むにつれ段々晴れてきました。しかし,芸備線は速度制限が多すぎっ。いたるどころ雨天15km制限ってどーなのよ(^ ^;)。これじゃ高速道路と勝負にならないなぁ。
福塩線との合流点,塩町駅。
塩町駅の次の神杉駅で待ち合わせの停車。
三次駅にとーちゃく。ここから広島駅までが“急行”です。
広島市内に近づいているハズなのに,なかなか都会っぽい風景になりませんな。
急行と快速(みよしライナー)の所要時間差はたった10分程度。おまけに快速は通過する志和口駅にみよし号は停車するし…なんでだろ?!
終点広島駅着。三次から1時間11分,備後落合からだと2時間30分の旅。
乗客を降ろすと,みよし号はすぐに車庫へと引き上げていきました。
キハ58系を“意識”して乗ったのはこれが初めてだったかな。パワーがないのはともかく,車内の騒音は思ったよりも静かでした。もっとも,窓側の足元は放熱パイプが出っ張っていて狭かったけど。加えて,急行料金を払って狭いピッチのボックスシートに座らされたのも今となってはヨイ思ひ出です(笑)。
7月以降,昼行のJR急行列車はいつまで残るか分からないけど津山線のつやま号だけになってしまうね…。これはこれで急行のクセして一部ロングシートのある車両だしなぁ(ブツクサブツクサ^ ^;;)。
追記:広島に着いてからは,例の路面電車まつりに行ってきました(写真はないけどね)。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年06月10日(日) 22時25分 コメント ( 2 )
コメント
急行みよしで検索してたらたまたま見つけました。
私はこの4人のうちの1人です。
上から3枚目の左の写真に足だけが写っています。
それにしてもこの時のビデオ撮影していたリーゼントの人は必死ですごかったですね。
コメントありがとうございます。
同じ日にみよし号に乗られていたとは奇遇です。たしかに,カメラをずっと窓にくっつけて撮影する人などもいて,いろんな意味で“あつい”車内でした。