2007年12月29日(土)
寝台特急なは・あかつきで行くきっと・ひっさつな(^ ^;)九州南部乗り鉄旅 [フォトログ*鉄道]
国内に残る数少ない寝台列車であるなは・あかつき号(京都〜熊本・長崎)の廃止がついに公式発表されました(ソース)。そこで年末の帰省に合わせ,熊本までなは号に乗車し,ついでに未乗車区間が残る南九州の路線(熊本〜八代〜人吉〜湯前〜人吉〜吉松〜隼人〜都城〜吉松〜都城〜宮崎〜博多)を乗りつぶしてきた次第です。
姫路からなは・あかつき号に乗車します。
今回初めてBソロ(個室)が取れました。ブルートレインはどれも低調と聞くけど,B寝台個室だけはいつも人気なのですよー。
今どき“紙”コップの給水器が残っていたとは…。
夜も明け,終点熊本駅も間近。工事中の九州新幹線の高架柱が視界を流れていきます。
熊本駅でED76を撮る。このヘッドマークが見られるのもあと3ヵ月…。
(新八代ではない)八代駅までは,在来線(18きっぷ)で移動。今回は乗らなかったけど,肥薩おれんじ鉄道の気動車が止まっていました。
特急くまがわ号に乗車し,球磨川沿いを上ります。くまがわは九州横断特急(別府〜人吉)と同じ車両を使っているので,方向幕以外すべて後者のマークなのですね〜。かもめにもよくソニックを充当するJR九州らしいというか…。
人吉駅に到着。ここから第三セクターのくま川鉄道に乗り換え,終点の湯前駅まで往復します。
僕が乗った車両には“幸福列車”のヘッドマークが付けられていました。途中におかどめ幸福駅なる駅があるため,それにあやかって取り付けられているようです。
公式ホームページ上には情報が見つからなかったものの,一日乗車券がありました。1枚1,000円なので終点まで単純往復するだけでもモトがとれるね。ちなみに,乗務員の制帽はナゼかウエスタンハット風。
分かりにくいけど,これがおかどめ幸福駅。近くの神社が幸福神社と呼ばれているようです。
くま川鉄道で唯一交換可能な免田駅で,上り列車と行き違い。対向列車はJR九州から譲渡された元キハ31 20でした。
湯前駅着。終点は,木材所のような建物とつながっており,今まであまり見たことのない終わり方をしていました。でも,どうして2線になっていないのだろうな。
駅舎には何だか国鉄時代の趣を感じます。
そして再び人吉駅へカムバック(笑)。いやー,今回は珍しく雨にたたられております。
今では貴重な駅弁の立ち売り。九州では他にも折尾駅などで見られますね。
お次は,観光列車のいざぶろう・しんぺい号に乗車。普通列車なので青春18きっぷでも乗車OK。でも,座席指定券を別途買っておいた方が展望を楽しめます。
スイッチバックとループ線で名高い大畑(おこば)駅にて。いざぶろう・しんぺい号は,肥薩線の有名な駅に数分観光停車します。
ループ線にさしかかるものの,天気が悪くて何がなんだか(^ ^;)。
肥薩線で最も標高の高い矢岳駅。近くにはD51型170号機が静態展示されていました。
天気がよければ日本三大車窓のひとつである“矢岳越えからの霧島連山とえびの高原の絶景”(by Wikipedia)が見られるハズだったのだけどなぁ…(x x)。
“幸せの鐘”のある真幸(まさき)駅。吉松方面の列車は一度スイッチバックしてからホームに入ります。
吉松駅で隼人方面の普通列車に乗り換え。この駅にはまた後ほど戻ってくることに。
隼人駅から日豊本線で都城駅へ。今回乗られなかった特急はやとの風号はホームでお見送り〜。
都城駅から吉都線で吉松駅まで単純往復。修行じゃ〜(笑)。
まだ19時過ぎだというのに人っ子一人いない吉松駅。でも,待合室は温かみのある作りになってますね。これだったら駅寝も可能かも(^ ^;)。
ボロっちぃキハ40に揺られて下山(吉松→都城)。続いて宮崎まで移動し,こちらも今となって珍しい座席型夜行列車のドリームにちりんに揺られて博多まで帰ってきましたと,さ(笑)。
これで今年の鉄旅は終了です。JR九州の大物路線は残すところ日南線ぐらいかな(三角線とか香椎線も未乗だけどね)。
おまけ:寝台特急なは・あかつき号の動画(2008年5月11日追加)
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年12月29日(土) 21時00分 コメント ( 0 )