iPhoneを使い始めてから早2週間。MobileMeの不調や電波感度の悪さなどなど，トラブルネタもいろいろと聞きますが，このエントリではとりあえずそのようなハナシは置いておいて，iTunesのApp StoreからタウンロードできるiPhone/iPod touch向けソフトの中から試してみてよかったと思うアプリを主観でランキングにしてみます。

※ソフト名のリンク先は，iTunes Storeのアイテムになります。そのため，閲覧にはiTunesが必要です。

第5位　Remote【無料】
iPhoneから母艦のiTunesを操作できるApple純正App。iPhoneからMacやWindowsのiTunesを操作し，パソコンに繋いでいるスピーカーから（パソコン側の）プレイリストを再生することができます。単に音楽を聴くだけならiPhoneにプレイリストを転送すればいいのだろうけど，家でくつろいでいる時はヘッドホンではなくスピーカーで再生したいところ。リビングなどにパソコンを置いていて，ゴロ寝で音楽を聴きたい人などにオススメ（私の家はリビングとMacを置いている部屋が違うのであまり恩恵を受けられないけど）。

第4位　ウィズダム英和・和英辞典【2,800円】
egwordの開発者が手掛けたiPhone向け電子辞書。iPhone向けソフトとしてはやや高価な部類にはなるものの，解説に定評のある三省堂ウィズダム英和辞典第２版とウィズダム和英辞典が入っていて，コストパフォーマンスは総じて高いですね。また，Macのインターフェイスを知り尽くした人物が開発しているだけあって，とても直感的なインターフェイスに仕上がっています。特に文字入力中でもiPhoneの向きに応じて縦横切り替えが効くのが便利。これはSafariも見習ってほしいです。

第3位　駅探エクスプレス【無料】
いわゆる乗り替え案内ソフトの一種で，極めてiPhoneらしい仕上がりに好感度大。同じく無料で公開されているNAVITIMEの方が高性能だけど，あまりにiモード然としたインターフェイスに萎えてしまうのに対し，こちらは指タッチだけで駅名を指定できたり，時間の変更が上下移動で行えたりと，使っているだけで楽しい気分になれます。また，全国の鉄道の運行状況を瞬時に調べられるのも○。

第2位　FileMagnet【600円】
PDFやMS OfficeファイルなどをMacから転送し，iPhone上で再生できるソフト。iPhoneにはFinderやExplorerに相当するファイルブラウザがないため，iPhone上にあるメディアファイルを自分で指定して開くことができません。そのため，頻繁に参照するファイルがある場合，メールに添付してiPhone宛のアドレスに送ったりする必要がありました。しかしこのソフトがあれば，任意のファイルをMac上のクライアントソフトにドラッグ＆ドロップしておくだけで，後はiPhone側のFileMagnetを開いた瞬間に無線LAN経由で自動転送してくれるのですね（つまりDockコネクタをつないでSyncする必要がない）。日本語名のフォルダの中身がうまく再生できないことがある／一見転送できたようにみえても開けないファイルがある（iPhone側の仕様？）／横表示やWindows環境に未対応，といった改良すべき点も見受けられるものの，一度使うと手放せません。iPhoneに標準搭載されてもいいぐらいの一品です。

2008年8月7日追記：横表示に対応したようです（Ver 1.0.1）。

第1位　Pangea VR【無料】
iPhone上で360°パノラマビューを堪能できるソフト。QuickTime VRに対応した世界中のWebサイトからデータをダウンロードし，どこでもパノラマを楽しめます。データが大きかったり回線が細い場合，ダウンロードにやや時間がかかるものの，この楽しさはやみつきになりますねー。いい暇つぶしのソフトです。

おまけ
App Storeで有料ソフトを購入する際に表示されるメッセージがちょっとヘン。おまけに一回パスワードを入力して何かのソフトをダウンロードすると，別のソフトの『アプリケーションを購入』ボタンをクリックした際に確認なくダウンロードを開始するし… 。うっかり有料ソフトを大量に買ってしまいそうでコワいのですが（^ ^;）。

2008年8月24日追記
いつの間にかメッセージの不具合が直っていました。iTunes が7.7.1 になったときに修正されたのかな。