姫路から賢島まで私鉄だけを乗り継いで移動した一行（って拙者ヒトリだけだが^ ^;）は，鳥羽から参宮線・名松線をはじめとするJR線の乗りつぶしに着手した次第デス。
名松線は，松阪駅から伊勢奥津駅までを結ぶ盲腸線で，JR東海きっての超弩級ローカル線です（当初は名張駅までを目指していたみたいだけど）。いったいどこまで行くのかと思うほど，ひたすら山奥を走り続けていましたね。

鳥羽駅から松阪駅までは快速みえ号に乗車。津〜河原田間は伊勢鉄道の路線になるため，青春18きっぷで四日市・名古屋方面まで乗車する場合は別料金が必要とのアナウンスが何回も流れていました。

和牛で有名な松阪駅で下車。名松線の列車を待ちます。

伊勢奥津行きワンマン列車に乗車。松阪駅発車後，しばらく近鉄線と併走します。

ご覧の通り，なかなか険しい「山登り」ですな。ただ，落石防止対策はしっかり行われており，どこぞの会社のように極端な速度規制もないようです。

1時間10分ほどで終点伊勢奥津駅に到着〜。終点まで乗っていたのは全員テツでした（苦笑）。大学生と思わしき女性4人組の鉄子ちゃんもいましたよ（^ ^）。

以前は末端部分は3線に分岐していたようだけど，2005年の駅舎建て替えにより，1面1線になってしまった模様。

線路末端の少し先にSLが走っていた頃に使われていた給水塔が見えます。取り壊されずによく残っているなぁ，と。

帰りは家城駅で対向列車の待ち合わせ停車。

家城〜伊勢奥津間はJR東海では唯一スタフ閉塞を行っている区間のため，キャリアを交換している様子が見えました。

超優良路線の東海道新幹線を有するJR東海だけあって，同社の路線では営業係数が最悪だと思われる名松線でも一日八往復（およそ2時間に1本）確保されており，廃止のハナシも特に聞かれないようです。きっとこの路線が西の方の会社だったら，一日三往復＆毎月第○土曜日は保守点検のために日中運休，といったことになっていたでしょうな（^ ^;）。
名古屋からだと乗り継ぎがうまく行けば終点伊勢奥津駅まで片道3時間ほどでアプローチできるので，日帰りツアーがてら行ってみるのもいかがでしょーか。