2012年07月15日(日)
SIMロックフリーな「新しいiPad」を調達した次第〜 [Mac&あぽー]
これまで一年ほどiPad 2を使ってきたのだけど,そろそろRetinaディスプレイが恋しくなるお年頃デシテ(笑),前モデルに引き続き,海外の通販サイトからSIMロックフリー版「新しいiPad」を調達いたしマシタ。にゅーiPadは公式名称がiPad 3にならなかったので紛らわしいのだけど,ここではiPad(2012)と書いて,iPad 2と区別することにします。
まずはご開帳〜。初代iPadと同じ黒モデルにしてみました。前回と同様,Expansysという香港の通販サイト(日本語対応おk)から取り寄せましたが,注文から1週間程で到着。ACアダプタが香港仕様なのは仕方ありませんな(プラグだけ日本仕様を調達できるとよいのだけど)。
新旧iPadを並べてみる(左:新モデル/右:旧モデル)。iPad(2012)は本体がわずかに厚くなっているけど,箱のサイズに変化ナシ。
ところが,電源を入れてみると色味はだいぶ変わったよーで(写真では分かりにくいケド)。液晶の供給メーカーによっても色味は違うのだろうけど,iPad(2012)はRetinaディスプレイになったからか,iPad 2よりも堅めの発色ですね。個人的には旧モデルの色味も好きだけど,一度Retinaディスプレイを使うともう元には戻れませぬ。
お次は通信速度のテスト。これまでドコモの「FOMA定額データプラン」を使ってきたので,新旧iPadにSIMカードを差し替えて通信スピードを測定してみました。計測ソフトはiPad対応アプリのSpeed Test。それぞれ3回計測して平均値を取った結果は以下の通り。
iPad(2012)
- 上り:1,803.10 kbps
- 下り:309.56 kbps
iPad 2
- 上り:951.78 kbps
- 下り:331.01 kbps
下りはほぼ同一(300 kbps付近で張り付き)だけど,上りはiPad(2012)の方がナゼか倍ほどのスピードが出ていますね。別のタイミングで計測してみるも,当方の計測エリアでは同様の傾向が見られました。
お次は,ドコモのMVNOであるIIJmioの「高速モバイル/Dサービス」向けに発行されたSIMカードを挿して計測。すると…
iPad(2012)
- 上り:1,777.92 kbps
- 下り:416.30 kbps
iPad 2
- 上り:1,074.82 kbps
- 下り:340.00 kbps
おぉ,ドコモの本家サービスと同等のスピードが出ているではないか〜。MVNOは遅いイメージがあったので,これは意外でしたね(IIJmioも新iPadの購入とほぼ同時期に契約したので,まだ速度テストをやっていなかったモノでして)。
ちなみにコチラも新旧iPadで上りの送信速度に差が出るようでした。
…とここまで書けば,iPad(2012)がiPad 2に比べてイイコトだらけのようにみえるけど,実はひとつ大きな落とし穴が。ネット上の情報を見ていると,「新しいiPadはFOMAプラスエリアに対応していない」との報告がチラホラ。確かに同じ場所でもアンテナピクトの本数がiPad 2に比べて少ないことが多く,今まで5本(いわゆるバリ5)立っていた拙宅では,iPad(2012)に変えて以降、2〜3本でふらつくようになったため,気になっていたのですねぇ。通信チップ的にはLTE対応にも関わらず,国内では周波数帯の関係からかiPad(2012)での4G通信はかなわず,スペック的には概ね満足しているものの、ビミョーにザンネンな部分も見受けられる新型機でアリマシタ。
追記
iPad(2012)に変えてから気がついたのだけど,画面左上に表示されるキャリア名が「NTT DOC...」だったり「JP DOCOMO」になったりと安定しないのですな。なんでだろ。
…あと,iPad 2にIIJmio発行のSIMカードを挿すとアンテナピクトが表示されませんでした。どうやらこれは仕様のようで。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2012年07月15日(日) 11時29分 コメント ( 0 )