Studio Twain

スタジオとぅえいんは,テキストおよびヴィジュアルの両面からクリエイティヴなコンテンツを発信していきます

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神海 螢 / コウミ ケイ

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2001年08月15日(水)

2001年08月15日の日記 [宇宙の底(旧サイトの日記)]

少し落ち着いたので,この前の学会&取材旅行についてふり返ってみます。
8月4日の昼すぎに出発したのですが,出端から電車に乗り遅れそうになり,慌ててタクシーで博多駅へ。何とかセーフで鹿児島本線門司港行きに乗り,まずは門司駅まで向かいました。門司駅では,港までの無料送迎バスを待つため,30分ほど炎天下の中突っ立っていましたね。その後は問題なく乗船手続も終わり,難なく大阪南港行きのフェリーへ乗り込みましたが,二等船室でしかも夏休み真っ盛りということもあってか,かなりのすし詰め状態でした(高校生の団体客が何とも騒がしかった〜)。おまけにコンセントぐらいあるだろなーと思ってiBookを持ち込んだのですが,予想に反してどこ探してもジャックが見つからない(それが二等というものかもしれないが…)。発表で使うプレゼン資料がこの時点ではできあがっていなかったので,船内でゆっくり作ろうと思ってたのですが,ACが取れないためバッテリー駆動で大急ぎ作成することに。あと何分で強制スリープという警告を見つつ,荒っぽいながらも何とか3時間ほどで完成させました。まぁ,時間制限があったから,集中できたかもしれないのですが(^ ^;;)。翌日朝5:30着ということで,21:30ごろには消灯になりました。
大阪南港についてからは,ニュートラム・市営地下鉄・JR大阪環状線を乗り継いで,とりあえず大阪駅へ。しかし,乗り継ぎ高いっす。特にニュートラムとかいう無人電車(?),同じレールの上を走っているのに,途中から運営会社が変わって,その分値上がりするんだもんなー。まぁ,JRに入ってからは,前もって買っていた青春18きっぷを使ったので,運賃は気にしなくてよかったのですが。
で,その後は,山陽本線米原行き,東海道本線大垣行き,東海道本線豊橋行きに乗って,途中の岐阜で一旦降りました。フツー金沢に行くのであれば,米原から北陸本線に入るか,湖西線を使うのがセオリーでしょうが,そこをあえて遠回りするのが,ワタクシの美学なんですねー(←アホ^ ^;;)。わざわざ高山本線多治見行きで美濃太田まで行き,さらに第三セクターの長良川鉄道に乗って美濃白鳥までローカル電車でGO(笑),一日2便しか走らないJR東海の連絡バス(大野線)で山越えをして九頭竜湖駅を目指し,九頭竜からはこちらも一日数便しか走らない越美北線(九頭竜線)で福井まで行って,ようやく北陸本線に戻り金沢へ到着しました。所要時間12時間っす。フェリーの時間をあわせると,丸一日ですな。ここまで書くとまるで鉄ちゃんのように思われるかもしれませんが,私はだんぢて鉄ではないです〜。ただ,みょーなこだわりはあるんだけどね(笑)。そうそう,高山本線・長良川鉄道・九頭竜線は,いい味だしていましたよ。単線でディーゼル車,ワンマン運転ときているもんなー。特に長良川鉄道は,途中から長良川と併走して走るので,なかなか面白かったですよ。ただ,どれも車両が比較的新しくて,“趣”という点では期待していたよりなかったかも…。まっ,何はともあれやたらと時間がかかるということですな。それと,JRの連絡バスもすごかったです。かなりの山越えをしていくし,客は私を含めてわずか3人,しかも山のど真ん中に各停留場があるんだもんなぁ(あんなところで降ろされたら,帰ろうにも帰れないな^ ^;)。ちなみに,窓から見えた九頭竜湖はきれいでしたよ。
…というわけで,5日の夕方には何とか金沢入り。金沢スーパーホテルという激安ホテル(期間限定らしいけど,ツインをシングルユースにして税サ込朝食付きで4,000円だもんな〜)を4日間予約していたので,とりあえずタクシーで向かったのですが,「ここですよー」と言われて降りてみても,一向にホテルが見つからない。そのはず,ちょうど8月1日から,“金沢アスパーホテル”と名前を変えたらしいのです(そんなこと知るかよ〜^ ^;;)。結局,タクシーの運転手に『ここ』と言われてところに行ってみて正解だったのですが。ホテルそのものは非常によかったっす。ベッドメイキングも完璧だったし,コスト削減の合理化もひじょーに進んでいました(進みすぎて,部屋の中に内線電話やドライヤーすらなかった)。ただ,金沢の繁華街“片町”のド真ん中に位置しているのですねー>このホテル。客引きのおにーさんおねーさんから逃げながらホテルまで行かないといけないのです(ホテルにたどり着くまでが精神的にキツい)。ある意味,安さゆえの試練ですな(何度も書きますが,ホテル自体は“まとも”でしたから)。
翌日(6日)から3日間,金沢大学で学会(PCカンファレンス【リンク】)が開かれました。発表は2日目なので,1日目は話を聞くだけでよくて気楽でしたね。夕方からはレセプション(つまり立食パーティ)もあって,本格的(?)な学会のムードも味わえました。建物も比較的新しくていい感じでしたが,しっかし何というか,ここはド田舎ですな〜。昔は,金沢城の中に大学があったらしい(←それもある意味すごい)のですが,最近郊外に移転したようですねー。大学は,それ自体生産物を生み出さないから,都心にあってもしょうがないのですが,あまり田舎ってのもねぇ。自分の所属する大学も将来移転する計画があるので,なーんか近未来を垣間見ているよーでした。
2日目は,いよいよ発表。直前まで発表資料に手を加えていましたが,何とか動いてくれて,まずはホッと一息でした。無理にMac OS X上でデモンストレーションするんだもんな(笑)。iBook on OS Xを(この学会で)使う初のプレゼンテーターを目指して,やってきましたよ。反応も客の入りもまあまあでしたが,開発途上ということで今回は免じてね(^ ^;)。発表の出来もまあまあといったところでしょうか(自分的には,イマイチ調子が上がらなかった気もするケド)。ちなみに今回は,“汎用シラバスデータベースシステムの開発研究 その2”という題目で,大学のシラバス(授業概要)の電子化について話してきました。
9月末には,正式版を公開する予定です(フリーかドネーションにするかは未定だけど)。その後は,コンピュータ系企業のプレゼンを見に行き,アップルがMac OS X v10.1のデモンストレーションをやっていたので,適当に要望を出してきました(学生なのにえらそーに質問してしまった^ ^;;)。先にMacWorldでプレビューをやっていたv10.1ですが,マスコミ以外の人が国内で見られたのはこれが初めてかも知れません。しかし,“速くなった,速くなった”とアップルの人は連発していましたが,デモて使っていたマシンがどうやらメモリを1Gも積んだ新PowerMac G4の800 Dual or 877MHzらしいもんなぁ。そりゃ,それだけマシンパワーがあれば,速いって。
3日目は,てきとーに分科会の発表を見て,残りの時間は金沢観光といったところで。しかし,よく調べてないからかも知れないけど,あまり金沢は見て回るところがなさそうですね。今回は,兼六園に行って,日本庭園を見たぐらいでした。ちなみに兼六園は,あっちこっち工事中みたいで,こちらも趣に欠けていましたな(^ ^;)。そんな感じで,時間は過ぎていきました。
9日は移動日ということで,在来線(北陸本線−東海道本線−山陽本線)を使って広島まへ向かいました。そのままムーンライト九州などを使って夜中に移動するってのもありなんだけど,寝てしまうだけでは旅としては面白くないなーと思って,わざわざ昼間に移動することにしたのですねー。ただし,帰りは移動距離を稼ぐため,遠回りはやめました(それでも長時間座っていたから,相当腰や尻が痛くなった)。ちなみに広島に立ち寄ったのは,路面電車のメッカ(^ ^)でじっくり市電を堪能してみたかったからなのです(それと,個人的な研究プロジェクトの資料で,路面電車の写真が大量に必要だったということもあります〜)。そんなこんなで,この日も12時間近くかけて,オール鈍行で何とか広島に着きました。そうそう,旅の途中で姫路から三原(正確にはひとつ前の糸崎駅)まで電車に乗ったときのこと。たまたま向かい席で,反対側にかぽーが乗ったワケなんですわ。いちゃx2するなとはいわないケド,人前でなでなでしまくるのはやめてくでー(笑)ってな感じでしたね。人目はバカらず,そこにはふたりだけの世界が広がっていましたよ,もう。こっちは4時間どこに目をやればいいんだー,とひたすら苦行の時でしたね。
それはさておき,次の日は半日広島滞在ということで,ともかく路面電車に乗りまくってきました。600円の一日乗車券を買って,まずは広島駅−宇品港まで乗り,続いて宇品−己斐(西広島)まで乗車したあと,JRで横川駅までワープ(^ ^)して,横川−江波,江波−広島駅と乗って,最後に広島駅のコインロッカーに預けていたトランクを抱えて広島駅−広電宮島まで行ってきましたよ。こりゃ,フツーの人から見れば狂酔以外の何ものでもありませんな(笑)。でも,路面電車は安いよねー。広島の場合,市内はどこまでのっても150円だもんなぁ(しかも特定区間は120円だし)。一日乗車券なら,4回は乗らないと元が取れないワケです。何というか,宮島までの鉄道線とあわせると,将来のLRTのあるべき姿を見ているようでした。ちなみにその後は,宮島口からJRに乗って,21時過ぎに博多駅へ戻って参りました。無駄に長い旅程もこれでようやく終わったわけです。
…書いてみれば,こちらも無駄に長い文章になってしまいましたね(^ ^;;)。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2001年08月15日(水) 21時00分   コメント ( 0 )

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