2005年10月20日(木)
国産旅客機は再び翔ぶのか? [ひこーきな話題]
読売新聞の社説(ネット版)に,国産旅客機開発計画危うし的な記事が出ていました。
元々30〜50席クラスのニッチな小型ジェット機の開発が進んでいたのだけど,70〜90席クラスの方が需要があるとか何とかいうことで,いつの間にかプランが変わってしまったらしい。おまけに,途中でコンセプトが変更になったものだから,開発機関も延び延びになり,ホントに飛ぶのか,みたいな状態になっている模様。ホント,日本って昔から,この手の大型プロジェクトを進めるのがヘタだねー。でも,今回は時間がないんだよ〜。この手のリージョナルジェットは,カナダやブラジルが今や市場の大半を抑えているし,あと2・3年もすれば中国やロシアも本格的に参入してきて,日本の入る余地は皆無になってしまうんだな。このままだと,この国の航空産業は,永久にボーイングやエアバス,ヘタすりゃ中国やロシアの下請けをやるだけの,自主性のない工場になってしまうね。「あのままYSを作っていれば…」なんて不毛なことは考えず(私も作り続けていれば今とは違う未来が待っていたと思うけど),まずは飛ばせ!と言ってやりたい。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2005年10月20日(木) 19時51分 コメント ( 0 )