※この記事は2005年12月04日に作成しましたが，便宜上，撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。

北海道道東周遊の最後にJR西日本が誇る豪華寝台特急トワイライトエクスプレスへ乗り，大阪まで帰ってきました。もちろん，ロイヤルスイートやスイートといった豪華個室ではなく，Bコンパーメントという一番安い寝台でしたが，それでもプチ贅沢な気分が味わえ，なかなか有意義な時間が過ごせましたね。

寝台特急トワイライトエクスプレス，14:05発大阪行き。釧路や千歳といった行先の中に“大阪”が混じっていると，まるで羽田空港にいるような気分になります。

モスグリーンの車両が目の前に。

いよいよ乗車します。

札幌→南千歳→苫小牧→登別→東室蘭→洞爺→新津→長岡→直江津→富山→高岡→金沢→福井→敦賀→京都→新大阪→大阪 の順に停車します。

洞爺を過ぎたあたりで日没を迎えました。

さて，いよいよディナーの時間です。舞台は，レストランカー“ダイナープレアデス”。

アミューズは，オニオンとベーコンのタルト（以下リーフレットより抜粋）。

特製オマール海老のガトー仕立て
イラン産オシェトラキャビアとコンソメジュレ エストラゴンの香り

鴨のフォワグラのポワレ アルデンテに仕上げた新潟有機赤米入りリゾットと
加賀百万石椎茸のクロッカン，きのこ入りマデラソース

帆立貝とトリュフのアンクルート サルシフィー，広東黒くわい，あわび茸
ポワロー・ジューヌのエチュベとソース・ブールブラン

じっくりと焼き上げた極上新潟牛のポワレと4種のコンディメント
マスタード風味のタプナード，セルバーチカ，下仁田葱のピューレ，青森産ホワイト6片のロティ

シトラスのムースと柑橘フルーツ ココナッツのソルベ，オレンジとグリオットのソース

最上の時間が過ぎていきます。

サロンカー“サロンデュノール”では，青函トンネル通過時に車掌さんによる説明会が開かれました。

青函トンネルを抜け，ついに本州へ。

朝食もダイナープレアデスでとりました。

客車内を歩き回ってみました。扉が多く，また通路が左・中央・右と車両ごとに異なるため，（Bコンパートメントから）食堂車に行くのも結構大変です。

敦賀駅では，機関車の付け替えのため，十数分停車します。

車両自体は結構年季が入っています。
あれっ，網干って姫路のすぐそばでは…。

雷鳥とトワイライトのツーショット。

敦賀のループ線を越え，しばらくすると琵琶湖が見えてきます。間もなく，終点です。

ついに大阪へ到着。22時間にわたるトワイライトエクスプレスの“ドラマ”が終わった瞬間でした。

長くもあり短くもあった5日間の旅…実に充実した時間でした。トワイライトエクスプレスにはまたいつか乗ってみたいですね。そのときは，ぜひ大阪から…。

おまけ：トワイライトエクスプレスへ乗車する際に撮った動画（2008年5月11日追加）