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2007年06月23日(土)

MRJはMacのJava Runtimeのことじゃないよ〜(笑) [ひこーきな話題]

今月18日から24日までフランスで開かれている“パリ国際航空ショー”で,三菱重工が環境適応型高性能小型航空機ことMRJ(三菱リージョナルジェット)の客席の実物大模型(モックアップ)を出展しているとのこと。確か昨年は小さな模型だけだったと思うので,より現実味を帯びてきていますねー。しかし逆に言うと,今回のエアショーでエアラインの反応が良くなければ開発中止の可能性もあるわけで,三菱重工も気合いを入れてアピールしていることでしょう。経済産業省も開発費のうち400億円ほどを支援する(ソース)など,今度ばかりは国も本気のようだけど,実際に一号機が飛び立つまでこの先も難題が山積ですな。まず,開発費の工面。国の支援があっても,実質2/3(800億円?)は自社で負担しないといけないわけで,そうなると開発に取りかかる前に採算ラインに届きそうな受注を取れるかという見極めが必要になります。クルマと違い飛行機は単価は高い(数億〜数十億)ものの,売れても精々数千機のオーダーな世界なワケで,当てが外れて消えていったメーカーも数知れずといったようにある意味ギャンブルに近い世界なのですね。奇しくも,先日JALがブラジルのエンブラエルに小型リージョナルジェット機を発注(ソース)してしまったため,MRJがローンチするであろう2012年頃に国内のエアラインが買ってくれるのか,といった問題もあるし…。また,三菱重工がいくら重工大手といえども,民間機はMU-2MU-300以来系譜が絶たれているため,果たして世界のエアラインが名も知れぬ会社のヒコーキを信頼して買ってくれるのだろうか,といったことも気になるなぁ。また,航空機は販売後の保守を手厚くする必要があり,海外に売るのなら当然世界中に販売網やサポート網を構築しないといけないけど,ともかくカネも時間もかかることだらけですね。とはいえ,ダメだダメだといってしまったらそれまでだし,正直今回がメイド・イン・ジャパンな旅客機を作って飛ばすラストチャンスなので,何が何でもローンチし,YSなきこのソラを飛んでほしいと願っています。

追記:Wikipediaによると,MRJの海外サポートはSAABに委託するようですね。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年06月23日(土) 15時48分   コメント ( 0 )

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