2008年12月27日(土)
最初で最後の名鉄犬山モノレール乗車記 [フォトログ*鉄道]
犬山遊園駅から動物園駅までを結ぶ名鉄モンキーパークモノレール線(犬山モノレール)が12月27日で廃止になるため,最終日に“駆け込み”乗車してきました。犬山モノレールは,東京モノレールなどのプロトタイプにもなったと言われる日本初の跨座式モノレールで,開業当時の車両のまま今日まで走り続けてきたのですが,利用者の減少に加え,設備の老朽化も相成って残念ながら廃止に至った次第です。
まずは東海道本線で岐阜まで目指し,名鉄岐阜駅(旧称新岐阜駅)で名鉄名古屋本線に乗り換え。たった数年前までこの道路を路面電車が走っていたのに,もはや何も痕跡が残っていませんな…。
金山駅から中央本線に乗り換え,多治見駅まで移動。みょーに遠回りしているのは,単なる乗りつぶしです(笑)。
多治見駅から太多線で美濃大田駅まで乗車し,そのまま可児駅までバック(太多線も未乗だったもので…)。
さらに可児駅→新可児駅→<名鉄広見線>→御嵩駅→<名鉄広見線>→新可児駅→<名鉄広見線>→犬山駅→<名鉄犬山線>→犬山遊園駅といったルートでウロウロと。広見線も「新可児−御嵩」間は廃止(の可能性)がささやかれているからね…。
んでもって,よーやく犬山遊園駅に到着。さっそく犬山線ホームからモノレールを眺める。
最終日ではあるものの,年の瀬に加えややマイナーな路線だからか思ったよりは人が少なかったですね。
モノレールのホームへと続く階段を上る。
最初で最後の犬山モノレールに乗車。広々とした“コックピット”だね。
終点の動物園駅まではわずか1.2km。車庫は動物園駅側にありました。
そして折り返しのモノレールに(一旦改札口を出て)そのまま乗車〜。日立アルウェーグのマークが見えます。
折り返しのモノレールを見送り,地上へ。
最後に再び犬山線ホームからモノレールの雄姿を撮り納め。車両は連結されて六両編成でした。
犬山モノレールは,日本モンキーパークや成田山名古屋別院大聖寺への観光客の輸送を目的とした路線であり,通勤・通学客の利用が見込めないことから廃止はやむを得ない面もありますが,個人的にはアトラクションのひとつとしてでも残ってくれればよかったのになぁ,という思いはありますね…。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2008年12月27日(土) 21時00分 コメント ( 0 )