2010年09月19日(日)
MD-81引退記念チャーターフライトりぽーと [フォトログ*ひこーき]
9月末でJALのMD-81(マクドネル・ダグラス製DC-9シリーズの派生型)が引退するのを記念し,関空→隠岐→新千歳へと飛ぶチャーターフライトが企画されるとの情報を聞きつけ,参加してきました(ツアー詳細)。当初は関空→新千歳→隠岐のルートで申し込んだのだけど,こちらのプランは最少催行人数に満たなかったため,もう一つの行程で「飛んできた」次第デス。いやー,参加者もスタッフも皆濃い〜ツアーでしたねぇ(笑)。というわけで,当日の様子をアップします。
関空7時40分集合。私の生息地からだと朝5時過ぎのリムジンバスに乗る必要があり,カナーリ早く起きる必要がありました。
隠岐行チャーター便JAL5581(ゴーゴー81?)の文字が眩しい。
一見MD-90にも見えるけど,れっきとした81です。
参加客が集まり,キャプテンからのご挨拶が。
搭乗ゲートでは,CAさんがTDA・JAS時代の制服姿でお出迎え。
機内の様子。他のCAさんも旧制服をまとっていて,まるで80年代へタイムスリップした気分にも(もっともその頃はあまりひこーきに乗っておりませんでしたが^ ^;)。
赤青のふかふかシートも,角張ったオーバーヘッドストウェッジも何もかもが懐かしい。
普段はあまり目にすることのない機体前方・後方のギャレーも見学したり。シートベルト着用サインが消えてからは,乗客はひっきりなしに機内を移動しては撮影していました(笑)。
隠岐空港到着。降機は後方のステアウェイからという粋な計らい(バランスを崩すとかで,2列ごとに誘導になったけど)。ちなみに降りてからは,なし崩し的に機体撮影会となってしまいました。
T字尾翼とリアエンジンが特徴的なMD-81の後方部。
DC-8の名残ともいえるMD-81天窓。夜のトークショーで知ったのだけど,ミニマムサークル(30度バンク)で旋回すると天窓あたりに滑走路が見えるため,着陸時の目印に使うのだそうです。
後方部ステアウェイの格納・展開のデモンストレーション。
前方部のステアウェイ。MD-81は小さな空港での運用も想定しているため,ボーディングブリッジを接続しなくても搭乗できるように収納式のステアウェイが内蔵されています。
普段は1日2便しか定期便のない隠岐空港。最近せっかくジェット化したのに,プロペラ機しか就航していない模様…。
当初のツアーコースには含まれていなかった旧隠岐空港の滑走路をバスの車内から見学。ランウェイを自動車で疾走するのは,何とも不思議な光景ですな。
デモフライトの時間まで隠岐名物牛突きを見学。試合は年数回あるのだけど,今日は観光牛突きということは勝負はつけず。
牛突き見学の後は,こちらも最近新しくなった港のターミナルで昼食。用意されたのは「潮凪牛弁当」という牛丼チックなお弁当でとてもおいしゅうございました(笑)。MD-81ツアー向けのメッセージも書かれていたね。
空港に戻り,お次はデモフライトを「鑑賞」。このデモフライトは,島のイベントでもあったらしく,展望台には住民の方々も大勢集まっていました。
MD-81のポテンシャルを垣間見ることができたデモフライト。キャプテンの卓越した操縦にも(地上からですが)見入っていました。
デモフライトを終え,スポットに戻るMD-81。鉛筆のように細長いシルエットが印象的。
そして,新千歳行チャーター便の搭乗開始。今度の便名はJAL3881(サンキュー81?)でした。
隠岐空港にMD-81がやって来るのも今日までとのことだったので,垂れ幕での見送りも。
夜のトークイベントでクルーに聞いてほしい内容を書いてと言われ,配られた紙にしたためるも,想定内の質問だったらしく「よくある質問」扱いされてしまいました(笑)。一体,参加者はどれだけマニアックなんだ〜(^ ^;;)。
新千歳空港到着後ホテルの会場に移動し,クルーによるトークイベントを「拝聴」しました。ここでは書けない(?!)裏話もいろいろと聞くことができ,満足x2。
当初は参加しようか迷ったのだけど,結論から言えば行って大正解! こんなに充実した内容だとは思いもしませんでしたね〜。またスタッフのMD-81に対する「愛」をひしひしと感じた心憎い演出の数々に感激&感涙(^ ^)。国内でのMD-81運用は今月末までだけど,機体が新天地でも活躍することを願っております。
…ちなみに翌日はフリー行程だったので,三笠鉄道記念館まで足を伸ばしてきました。写真はこちら。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2010年09月19日(日) 21時00分 コメント ( 0 )