1999年10月24日(日)
1999年10月24日の日記 [宇宙の底(旧サイトの日記)]
先週金曜の朝のことでした。目覚めてあたりを見回すと,なんと右目が見えない!
最近右目を角膜炎や結膜炎やら患ったこともあり,弱っていたことは自覚していたのですが,これはただ事ではないと思い,学校を休んで行きつけの病院へと急行しました。しかしまだそれでも「どうせまた結膜炎が再発したのだろう」程度にしか考えていなかったため,午後の授業に必要な教科書は持っていったのですが,病院で聞いた言葉…「こりゃ,網膜が剥離している。紹介状を書くので,至急大病院に行きなさい!」…授業どころではなくなったのでした。
その『大病院』【リンク】は午前10時30分で新規患者の受付が終わってしまうため,タクシーに乗って急いで受付へ。実は私はこの病院(のとあるセクション)でアルバイトをしており,目に異常のなかった前日もバイトでここを訪れたのでした。しかし翌日に患者として訪れることになるとは何とも皮肉なことでしたが,この偶然バイトをしているということが後々助かることになるとは,その時は思いもしませんでした。
初診の手続をした後,『眼科』へ。しかし,待合室には患者がズラリ。その多くはいわゆるお年を召された方ばかりで,若い患者はコウミケイ一人(それもそうだなぁ)。居づらいことこの上ない状態でしたが,それに輪をかけて待ち時間がながい長い。3時間待ってやっと診察が始まったのです(その後別々の先生に数回回されたのですが,その間も1時間近く待たされた)。まず診察室に入って先生が一言。「紹介状見たけど,この症状じゃ全身麻酔で手術だね」…え゛ーウソでしょう。何もしないのに(単に寝て起きただけなのに),手術かよー! …しかし発見が早かったこともあり,結局今回はレーザー治療で済むことになりました。
レーザー治療そのものはあっけないもので,痛みもほとんどなくすぐに終わりましたが,「レーザーは治療代が高いよ」と治療してくれた先生(この人とっても美人!)が言っていたこともあり,請求額がすさまじい。受付「5万6220円になります」「えっ,ちょっと持ち合わせが…」「(態度急変)じゃあいつ払ってくれるのかなぁ」「あのー,ここの病院でアルバイトしているで,上司から借りてきます…」5万円も持ち合わせがあるわけもなく,結局この病院でバイトをしていることが功を奏してか,雇用主から借金をして同じ病院の受付で支払いを済ませてきたのです。
…その後は,1週間無様な牛乳瓶の底ライクなメガネをして学校へ行くハメに。
「あの人誰?!」とクラスの人間にも言われるほど,別人の顔になってしまうらしく,何とも難とも心苦しい7日間でした。
網膜剥離の原因は,私の“超”ど近眼にあるらしく,近視が進みすぎると網膜周辺に穴が空きやすくなるそうで,今回たまたま就寝中に剥がれてしまったとのことでした(ということは,再発の危険性もあるんだよね〜)。
ヒトのことは言えないですけど,皆様おめめは大事にしましょう。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 1999年10月24日(日) 21時00分 コメント ( 0 )