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スタジオとぅえいんは,テキストおよびヴィジュアルの両面からクリエイティヴなコンテンツを発信していきます

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神海 螢 / コウミ ケイ

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2008年08月09日(土)

錦川鉄道で行くとことこトレインの旅 [フォトログ*鉄道]

岩国駅(正確には川西駅)から岩国市錦町駅までを走る第三セクター錦川鉄道錦川清流線に乗ってきました。錦川鉄道は元国鉄岩日線として建設され,山口線の日原駅を経由して益田へとつながる陰陽連絡路線になる予定でしたが,錦町〜日原間は未開業のまま現在に至っています。なお,錦町〜六日市間は路盤が完成しており,未成線区間(岩日北線記念公園)の一部を使って「とことこトレイン」なるタイヤ付き遊覧車を走らせているため,こちらも合わせて乗車してきました。

岩国駅にて停車中の錦川鉄道NT3000形気動車。岩国〜川西間は,JR岩徳線を走ります。

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車内にて。最近更新されたこともあり,非常にグレードの高い車両でしたね。フローリング&転換クロスにサイドテーブルまであるし。これが普通列車として走っているのだから,JR区間を青春18きっぷで乗車する分には乗り徳だといえます(およそ2時間に1本しか走っていないのが難点だけど)。
そうそう,“アレゲ”な広告が車内に貼られていました(^ ^)。芸備書房の方は以前広電のイベントでも見かけたような…。

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錦川に沿って北上します。

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護岸工事された川岸が出現。治水には必要だろうけど,ちょっと味気ないなぁ,とも。

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岩国駅から終点錦町駅までは1時間強。「お父さんマイカーやめて清流線」って…(マイレール意識の高い地域ではありますが^ ^;)。新車の後ろに,近々廃車予定のNT2000形気動車が停留していました。

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錦町駅でとことこトレイン(遊覧車)の切符を買い,雙津峡温泉まで往復乗車。

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途中,長いトンネル区間が続くため,620mに渡って光る石が壁面に貼りつけられています。ブラックライトで照らすと蛍光を発するのだけど,フラッシュを焚いて写真を撮ると色が飛んで雰囲気がよく分からなくなので,ムービーもあわせてご覧くださいー。

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トンネルを抜けると,今度は高架区間。片道約6kmだけど,時速10kmで走るので40分もかかってしまふ(途中で光る石を鑑賞するための停車時間もあるしね)。ちなみに,写真に写っているコンクリートのステップは,駅になる予定だった場所です。

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終点の雙津峡温泉。とことこトレインは片運転台なので,ロータリーで360度方向転換します。

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錦町に戻った後,帰りの列車に乗り,北河内駅で途中下車。ついでに今月で閉館することが決まった喜和田鉱山鉱石資料館にも足を伸ばしてみました(参考)。しかし,北河内駅から車で10分と聞いていたけど,タクシーは岩国から呼ぶ必要があるのですねー。おかげで,「こっち(北河内駅)来るのに30分もかかった」と運転手に散々イヤミをいわれてしまった(^ ^;)。まぁ,錦町駅で錦川鉄道の駅員さんにタクシー会社を探してもらって助かったけどさ。

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タングステン鉱として名高かった喜和田鉱山の鉱石や世界各地の鉱物を展示しています。もっとも閉館することが決まっているため,展示即売会の状態になっていましたね。

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おまけ:北河内駅に貼っていたポスター。清流光神ハクジャオーって何者?!

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とことこトレインは,

  • 山口きらら博で使われていた遊覧車を譲り受け,再利用できた
  • 使い道の無かった路盤を転用したため,経費を安く抑えられた
  • 公園を走るタイヤ付き遊覧車(遊具)として認可を受けていることから,鉄道規格で整備する必要がない(ため安く上がる)
  • 錦川鉄道の利用者は割引を受けられ,事前予約も可能なので,結果的に観光客の鉄道利用を促進できる
  • 終点錦町駅の先にあるため,必然的に錦川清流線を全線乗らなくてはならない(=増収対策につながる)

といった点が,ビジネスモデル的にも非常にうまいと思います。
また錦川清流線には近年ハイレベルな車両が導入されており,地元の鉄道にかける熱意はかなりのものだと推察します。今年度はもう一両新車が入るようなので,地域の足としてこれからも末永く走り続けてほしいものです。

Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2008年08月09日(土) 21時00分   コメント ( 0 )

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