2009年11月07日(土)
名松線家城−伊勢奥津間廃止とのハナシが… [鉄な話題]
- JR東海、名松線家城駅 - 伊勢奥津駅間のバス転換提案へ - 台風18号で被災(マイコミジャーナル)
- 沿線自治体合併で存続機運低下 JR名松線(中日新聞)
- 台風被害でJR名松線の一部廃止へ 家城〜伊勢奥津間をバス化(中日新聞)
- JR名松線:一部区間廃止 「観光に大打撃」 突然の発表に困惑(毎日新聞)
先週四国に行っている途中にTwitter経由で知りました。台風18号の被害を受けた名松線の家城−伊勢奥津間のバス転換をJR東海が表明したとのこと。名松線は今年の3月に乗りに行ったばかりだけど,まさかその半年後に部分廃止のハナシが出てくるとはね…。
「復旧させたとしても大きな被害が起きる恐れがあり,鉄道による安全で安定的な輸送はできない」とか「コスト削減(が廃止の理由)ではない」とか言っているみたいだけど,まぁ結局のところ不採算路線ゆえやる気がないからでしょうな…。あるいは高速道路無料化への当てつけというかスケープゴートのような気もするのはチト穿ちすぎでしょーか。第一,バス転換しても鉄道と同じ便数を確保すると表明しているものの,確実に利用者は減りますよ。鉄道を廃止後にバス利用者が(鉄道の頃よりも)増えたって話はまず聞かないからねー。減便→さらに利用者減というこれまで何度も目にした負のスパイラルがいまから目に浮かびますな。第一,地元の人はまだ利用するにしても,ただでさえ(伊勢奥津あたりは)辺鄙なところだというのに,鉄道とバスを乗り継いでまで行こうという旅行客はどれだけいるというのだろうね(逆にレールで結ばれているからこそ,例えば18きっぷを使ってでも終点まで行く客はまだ確実に存在する)。
あれだけ新幹線でもうけているのにこんなローカル線すら維持できないのかという主観&感情的な思いはあるものの,一方でこんな赤字路線だからこそ,もし本気で名松線を全線再開させたいのならば,自治体も相応に資金を出して復旧させる必要があるでしょう。そう,越美北線の時のようにね。
追記:名松線はこれまで逸走事故などのトラブルを度々起こしていることもあってか,この路線に対して東海も以前から逃げ腰ような…。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2009年11月07日(土) 13時54分 コメント ( 2 )
コメント
津市は名松線復旧に向けて不退転の姿勢ですし、三重県も津市の意向に沿って支えるようです。後はJR東海との交渉次第です。
コメントありがとうございます。
北勢線のときもそうでしたが,三重県は比較的鉄道網の存続に熱意のある県だと思いますので,東海との交渉がうまくいくことを願っています。