2006年09月03日(日)
鉄道のカタチ [鉄な話題]
- 未来の鉄道はこんな形? 開発に挑むJR各社(asahi.com)
JR北海道は線路・道路両用のDMV(デュアル・モード・ビークル)を開発し,JR東は燃料電池列車(電車 or 気動車のどっちに分類される??)に取り組み,JR東海はリニアのコストダウンに励んでいるという話題。このうちDMV(デュアル・モード・ビークル)は,定員の少なさと北海道を走る予定なのに雪に弱いという問題があり,個人的にはあまり期待していないかも。(マグレブ式の)リニアはリニアで,筑波万博の頃から宣伝している割には,いまだに実用化されていないし〜(注:「実用化の基盤技術は確立した」そうな)。記事の中でJR東海の担当者が「コストは新幹線より2〜3割高い程度」と述べているけど,東海道新幹線の借金自体もまだ返し終えていないのにねぇ(民営化の際に,国から無理矢理押しつけられたといハナシもあるけど>借金)。この中では,JR東の燃料電池式列車が現実的な意味では一番期待できると思うなぁ。列車は抵抗の少ないレールの上を走るから,電池式の自動車以上に回生の効果が期待できるからね。また,架線がなくても走れるようになると,電化・非電化を気にせずに運用できるようになるし,ローカル線にとっても福音ではないでしょうか。ちなみに,記事では取り上げられていないけど,軌間の異なるレールの上を同一の車両で走れるようになるフリーゲージトレインの開発も続いているみたいだね。これが実用化されれば,(原理的には)新幹線の車両が軌間の異なる在来線上を走ったり,その逆もできるハズだから,新幹線の開通→並行在来線廃止 or 第三セクター化,といった問題も無くなると思われます。個人的にも,ちょっと期待中>フリーゲージトレイン。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2006年09月03日(日) 17時16分 コメント ( 0 )