2007年02月11日(日) 建国記念日
西鉄宮地岳線最後の冬 [フォトログ*鉄道]
※この記事は2007年3月25日に作成しましたが,便宜上,撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。
福岡市東部と福津市を結ぶ西鉄宮地岳線は,今年の3月31日をもって一部廃止(西鉄新宮−津屋崎駅間)となります。福岡に長く住んでいたからか,通学等で直接利用していなかったものの,多少思い入れもあり,昨年5月に続いて再訪しました。
福岡市地下鉄箱崎線と接続する宮地岳線の始発駅である貝塚駅。
朝のラッシュ時は,途中の三苫止まりも含めると約6.5分間隔運行というのは,単線としてはおそらく日本一高頻度ではないかな?!
一面二線の貝塚駅ホーム。地下鉄と直通運転のハナシは昔からあるけど,宮地岳線のホームは有効長が三両分しかないため,実現には各駅のホーム延伸工事が必要なのですね…。
存続区間に含まれる香椎駅周辺は,最近高架化されました。車齢40年近いうらぶれた車両が,近代的な高架を走るこの違和感は…(^ ^;)。
終点ひとつ手前の宮地岳駅で下車。路線名にもある宮地嶽神社は,駅から徒歩10分ぐらいの距離にあります。
車内の様子。きれいに整備はされているものの,やはり古さは否めないですね…。
宮地岳線の多くの駅はラッシュ時以外は無人なので,改札で乗車証明書をもらう必要があります。しかしこの左側の落書き(?)は…。
終点津屋崎駅。貝塚駅からだと約40分(370円)。
津屋崎駅の駅舎を望む。
続いて,津屋崎駅から2駅戻った西鉄福間駅。ミョーに広い駅構内の空き地が目にとまります。
西鉄福間駅前にて。
貝塚行の電車に乗ります。
続いて西鉄古賀駅で一旦下車。
さらに西鉄新宮駅まで移動。ここから貝塚方面は存続区間になります。
最後は西鉄香椎駅。前回訪問したときはまだ地上駅舎でしたが,もう高架化されていましたね。松本清張の小説「点と線」にも出てきた香椎駅旧駅舎は,すでに跡形ないし…。
廃止区間を結ぶ代替バス(三苫〜津屋崎間)は430円になるらしいけど,今が260円だということを考えると,大幅値上がりになるわ,定時性&運行頻度は落ちるわで,かなりの人がマイカーやJRに移ってしまうのじゃないかな…。一日数本しか走らないような過疎地帯のローカル線ならいざしらず,貝塚〜津屋崎間を約12分間隔で走らせているような高頻度路線をいとも簡単に切り捨てしまうNテツには,鉄道会社(しかも大手私鉄)としての矜持というものがないのかな,と思ってしまいますね。もっとも,昔からバス偏重だけどねぇ,あの会社は(^ ^;)。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年02月11日(日) 21時00分 コメント ( 0 )