2007年08月16日(木)
筑豊地方未乗路線日帰りツアー [フォトログ*鉄道]
※この記事は2007年08月26日に作成しましたが,便宜上,撮影日を基準にタイムスタンプを振っています。
福岡県の筑豊地方には,炭坑が栄えていた頃に作られた路線がいまも一部残っています。往年の路線長と比べれば,廃止されてずいぶんと短くなってしまいましたが,それでも全線を乗車するのは案外手間がかかります,そこで今回は,乗り残していた路線を制覇するためのスジを綿密(?)に考え,未乗路線を計画的に片付けてきました。
朝9時の博多駅。九州新幹線の工事の関係で,博多駅も在来線のホームが減っているようです。JR九州は個性的な車両が多いけど,最近ではバス用の大型LED式行先表示器を使うようになり,バランスがくずれ気味のような…。
博多09:21→桂川09:57の直方行き快速に乗車。福北ゆたか線方面のホームは,どん詰まりになっていました(以前は鹿児島本線とレールがつながっていた気が)。
桂川《けいせん》駅で,桂川10:08→原田10:36の原田《はるだ》線に乗り換え。原田線は一日7往復しかなく,しかも昼間は4時間ほど間が開くため,今回一番ネックとなる路線でした。ちなみに車両は,案外レアなキハ31系。0系新幹線の廃車発生品から作られたという2・1配列の座席(転換クロス)も珍しいですね。
のんびりとした田園地帯&山越えが続きます。筑前山家駅には,北九州市の鉄道愛好団体が保存している西鉄北九州線600形が置かれていました。
原田駅の手前で西鉄天神大牟田線とクロスします。
原田駅からは,原田10:39→鳥栖10:55で移動。
ミョーな室内灯のついた811系。
鳥栖で乗り換えて,鳥栖10:57→久留米11:04に乗車。革張りシートの817系は好きだけど,UVカットガラスなのがちょっとね…。久留米駅周辺は新幹線の工事が着々と進んでいました。
久留米からは,久留米11:11→夜明12:00の日田行きワンマンカー。久大本線はすでに全線乗っているけど,日田彦山線が一部残っていたので今回再訪することに。
キハ125系気動車は,キハ120同様エアコンが効かないね。
日田駅の2つ手前の夜明駅で下車。夜明12:19→田川後藤寺13:14に乗り換えます。夜明駅は名前の響きからか,旅人の中では結構人気のある駅のようです。ただ,日田彦山線と久大本線の接続が取れていない列車も多いため,降車は計画的に(笑)。待ち時間が20分弱あったので,博多駅で買っていた駅弁をここで食べました。
後藤寺方面は,往年のキハ47(のエンジン換装版キハ147)。コイツもエアコンがなかなか効かない。
続いて,田川後藤寺13:19→新飯塚13:39に乗り換え。後藤寺線の列車は,キハ31のトップナンバーでした。右側の写真は,「あること」でかつて有名だった船尾駅。駅舎はもうなくなってしまったけど…。
新飯塚13:42→折尾14:18で筑豊本線を北九州方面へ。817系なので快適x2。さらに折尾駅で,折尾14:22→14:40に乗り換えます。折尾駅は駅舎の古さも相まって,構造がやたら複雑ですね。スペースがないためか,発車案内表示板も斜めに取り付けられているし。
若松駅は盲腸線の末端なので,そのまま折り返し列車(若松14:47→折尾15:06)で引き返します。
折尾15:13→西小倉15:31でさらに東へ。折尾駅では,いまでも弁当の立ち売りが行われていますね。
西小倉では1分乗り換えで,西小倉15:32→行橋16:00に乗車。跨線橋を渡ってホームを2本またがねばならず,今回一番きわどい乗り換えでした。ダッシュで走ってもギリギリなので,時間に余裕のある方は次の列車を待った方が賢明でしょう(苦笑)。行橋からは平成筑豊鉄道田川線・伊田線経由で直方へ(行橋16:07→17:26)。以前乗ったときは,伊田線・糸田線だけで,田川線には未乗だったのですね。
行橋駅のホームには,最新の400形がとまっていました。ロングシートの途中でクロスシートが対角線上に配置されているのは珍しいかも。
新車の増備が進んでいるからか,途中で同型車を何回か見かけました。
直方駅に到着。最後は,直方17:39→博多18:48。快速列車がちょうど数分前に直方駅を出るため,各停の普通列車で帰ることに。
当初は,帰りがけに原田線を原田→桂川方面へ乗るスジで考えていました。しかし,この流れだと日田彦山線と久大本線との接続がどうにも取れずに悩んでいたところ,逆向きで見直したら見事ダイヤがつながったため,今回日帰りで乗りつぶしツアーを決行できた次第です(^ ^)。暑いのは苦手だけど,ビビッドな写真を撮るのは,やはり夏に限りますね〜。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2007年08月16日(木) 21時00分 コメント ( 0 )