2012年02月10日(金)
廃線まで2ヵ月を切った長野電鉄屋代線を再訪 [フォトログ*鉄道]
長野県千曲市の屋代駅と長野県須坂市の須坂駅とを結ぶ長野電鉄屋代線が3月末で廃止されるため,路線が無くなる前に一度再訪しようと思い,長野まで足を伸ばしました(2010年訪問時の写真はこちら)。
大阪から長野までは特急しなの号に乗車。大阪発着は一日一往復しかないため,時間を合わせて乗った次第。
でもね,本当は前日晩に出発する寝台急行きたぐに号で直江津まで乗車し,信越本線経由で長野に向かうハズだったのですよぉ〜。それが,連日の大雪できたぐには運休になるわ,直江津−長野間は除雪が間に合わず運転見合わせになるわで泣く泣くキャンセルした次第デス。
東海道本線も米原−関ヶ原間は雪が積もっていましたね。
名古屋からは中央西線に入る。新幹線と同じタイミングで発車すると在来線特急の方が加速がいいので,一瞬のぞみを追い抜いていくレアな光景が見られたり(すぐに抜かれるけどね^ ^;)。
塩尻から篠ノ井線経由で一路長野へ。
姨捨駅付近から見える善光寺平は日本三大車窓として有名。
5時間近くかけ長野に到着。駅では,乗るハズだった信越本線の現在の様子(写真)が掲示されていました。
続いて,しなの鉄道線直通軽井沢行に乗車。
長野から20分ほどで屋代駅に到着。屋代線ホームへ移動。
古ぼけた待合室。
15時13分発須坂行に乗車。屋代線はワンマン運転なので,運転は車内又は降車駅で精算。
屋代線の冬車窓。この日の長野はほとんど雪が降っていなかったけどね。
途中の松代駅には転轍機のテコが。今も現役なのかは不明。
路線図には,2002年に廃止された木島線を消した跡が残っていました。
屋代線の後方展望。この風景が見られるのもあとわずか。
30分ほどで終点須坂駅に到着。
折り返し屋代行となる電車を見送る。
屋代線は車道がほぼ併走しており,4月からはバス転換されることが決まっています。バス化されると所要時間が延び,定時性の低下も避けられませんが,屋代線のルートは残念ながら沿線住民の移動の動線から外れていることもあり,鉄道として路線を維持するのはもはや限界だったのかもしれません(もちろんテツ的には,鉄路の存続が本望でしたが)。今後は,代替バス路線が減便スパイラルに陥らないことを願っています。
Posted by 神海 螢 / コウミ ケイ at 2012年02月10日(金) 21時00分 コメント ( 0 )