かつて姫路市内を8年間だけ走っていてその後長い眠りについていた姫路モノレールの駅と車両が昨春より一般公開されました。2009年にも車両は一日だけ野外展示されていたのですが，整備後は初めての訪問となります。

モノレール展示室は山陽電車手柄駅より徒歩10分（手柄山交流ステーション内）。隣には（山なのに）水族館があったりします。

2年半ぶりの再開（笑）。元々保存状態は良好だったのですが，このピカピカっぷりは46年前の車両とは思えないですね〜。

車内も見学できるようになっていました。広告も当時のものを再現していると思われます。

保存対象にはならなかった車両から取られた計器類。速度計は何と120kmまで目盛が刻まれていたり。

開業当時の新幹線と同じ50-Tレールを用いていたり，自動列車停止装置（ATS）を装備するなど，非常に先進的な車両でした。

システムは先進的だったにも関わらずわずか8年で廃止されてしまったのは，姫路駅から手柄山というビジネス利用の期待できない方向に引いてしまったためだと思われます。せめて姫路城方面に路線が延びていれば，状況が違ったかもしれません。姫路規模の街であれば中心部に軌道系の乗り物があれば便利なのになぁ，と今でも思います（とはいえ山陽電車があるけどね）。